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『機動警察パトレイバー』が再起動!吉浦康裕監督に聞く“シリーズの王道”とは

dmenu映画 10/14(金) 21:30配信

『機動警察パトレイバー』再起動! 1980年代後半にOVAとしてスタートし、TVシリーズ、劇場用映画と発展していった、日本アニメ史に堂々その名を刻む名作が、短編映像シリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」での企画として、『機動警察パトレイバーREBOOT』が制作され、10月15日から“劇場上映 ゴーゴー日本アニメ(ーター)見本市”にて、東京・新宿バルト9と大阪・梅田ブルク7で1週間限定上映されることになったのだ。

監督は『ペイル・コクーン』(05)、『イヴの時間 劇場版』(10)、『サカサマのパテマ』(13)など、SFファンタジー・アニメの若き旗手としてファンの信頼も厚い吉浦康裕。

「『機動警察パトレイバー』は小学生くらいの頃にTVシリーズが始まったのですが、それまで見ていたアニメとは大いに異なり、どこか大人向けというか、ロボットは出てくるけどウィットに富んだドラマのようなアニメだなと思いながら見ていました。とにかくずっと大ファンでしたので、まさか自分がリブート作品を作ることになるとは思いもよらなかったですね」

きっかけは吉浦監督が「日本アニメ(ーター)見本市」で『PP33 -POWER PLANT No.33-』(15)、『ヒストリー機関』(15)を発表したことから始まる。

「2本の短編で今までの自分がやってこなかったことをやれて自信がついてきたときに、『パトレイバーをやるかもしれないんだよね』って話をプロデューサーからぽろっと聞きまして、『僕、ファンです!』と自分から手を挙げたんです」

シリーズの王道としての『パトレイバー』を描きたかった

吉浦監督の言葉に偽りはなく、完成した作品は「これぞ、まさに『機動警察パトレイバー』だ!」としか言いようのない、シリーズ本来の世界観が今の時代に見合った面白さとして甦った快作であった。

「パトレイバー世代のファンの方々に『これは違う』と言われることだけは、絶対に避けたかった。キャラクターも一新していますが、かつてのシリーズに出ていたかのように思っていただけるよう腐心しました。また、ゆうきまさみ先生の漫画版に出てきたサブ・キャラたちも、今回モブとして大挙登場させています。これは出渕裕さんからの助言もあったのですが、モブ・シーンって作品世界の重要なポイントになりますし、これによって、よりパトレイバーっぽくなったのではないかなと思っています」

ゆうきまさみ(キャラクター原案)、出渕裕(メカニカルデザイン&監修)、伊藤和典(共同脚本)など、今回はオリジナルの原作集団“HEADGEAR”の面々とがっぷり組んで制作を進めることができた。その結果、シリーズ初期に顕著だったおおらかなユーモアとサスペンスが巧みに同居したテイストが復活しているのが何よりも嬉しい。

「今の若い世代の多くは、おそらく劇場版くらいしか見てないのではないかと思うのですが、シリーズ本来の面白さって、下町人情ものとまでは言いませんが、キャラクターの個性を重視した、実写でいえば『ポリス・アカデミー』シリーズみたいに新人警察官たちが奮闘するコメディ・タッチの部分も多分にあるんですよ。ですから今回は、シリーズの王道としてのパトレイバーを描きたいと思いましたし、さらに言いますと、これまでのシリーズの良いとこ取りをしながら、今の時代に見合ったものにリブートしていこうと」

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最終更新:10/14(金) 21:30

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