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米津玄師、続く快進撃と話題作「LOSER」の歌詞に込められた意味とは?

E-TALENTBANK 10/14(金) 21:00配信

9月28日に米津玄師が自身5枚目となるシングル「LOSER / ナンバーナイン」を発表した。このシングルは彼にとって自己最高枚数となる4.8万枚のセールスを記録し、2016年10月10日付オリコン週間シングルランキングでも自己最高位となる2位にランクインした。

ちなみにこの週のランキングで首位に立ったのは韓国の新星で男性7人組グループ・iKONの日本初シングル「DUMB & DUMBER」。両者の差は僅か1004枚という大接戦だった。

また、「LOSER」のミュージックビデオのYouTubeでの再生回数は、10月14日現在、620万回を超えている。

タイトル曲「LOSER」に込められた意味は単純な敗者ではない?

オリコン週間チャート1位を記録したアルバム『Bremen』から約1年ぶりに発表した本作は両A面シングル。ストリートを意識した作品という「LOSER」は、歌詞の中でカート・コバーン(NIRVANA)とイアン・カーティス(Joy Division)という夭折した音楽業界のレジェンドふたりの名前が登場する。

しかしここで米津が伝えたいこととは亡くなった彼らを美化したいわけではないし、もちろんその逆でもない。カートがいたNIRVANAのメンバーはFOO FIGHTERSなどで現在も活躍している。一方のイアンが所属していたJoy Divisionもその後、New Orderと名前を変え、これまた現在まで活動している。つまり両バンドのメンバーは息の長い活動を続け、現在の音楽シーンで今なおたくましく生きのびているのだ。

つまり「LOSER(敗北者)」というタイトルは、ネガティブな意味ではなく、泥臭くとも逆境から這い上がり、今を生きていこうというアウトサイダーのスタンスでの決意表明を意味しているのではないか。そう考えると「LOSER」は、残されたメンバーが同胞の死に代表される逆境に傷つきながらもあがいてあがいて、現在も前へ進もうとするその姿を路上から温かく見つめる曲のように思えてくる。

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最終更新:10/14(金) 21:00

E-TALENTBANK