ここから本文です

心臓移植が成功 藤沢の宮城さん、渡米先で

カナロコ by 神奈川新聞 10/14(金) 22:54配信

 僕は生きたい-。その思いが米国でかなった。50万人に1人とされる重い心臓病「拘束型心筋症」を患う宮城篤さん(41)=藤沢市=が8日、米国ロサンゼルスの病院で心臓移植を受け、成功した。募金活動が続く中での朗報に、家族や支援者から安堵(あんど)と喜びの声が上がった。

 篤さんは今年に入り、病状が急激に悪化。医師から「心臓移植でしか助からない」と診断され、8月に渡米していた。兄の隆之さん(44)によると、臓器提供者が見つかったのは手術前日。術後に日本の家族がインターネット電話で連絡すると、篤さんは「心臓の動く音がする。指の先が温かい」と話したという。

 移植後は拒絶反応が起こりやすいが、容体は安定し、医師も驚くほどの早さで回復しているという。「多くの支援があったからこそ、命がつながった。ドナーの方、ドナーのご家族、支えて下さった皆さまに感謝したい」と隆之さん。

 支援団体「宮城篤さんを救う会」によると、7月にスタートした募金活動で約5千万円が集まったが、目標の1億4千万円にはまだ届かない状況。共同代表の柳澤円さん(38)は「元気になる宮城さんをこれからも応援したい」と、今後も活動を続ける。

 篤さんは幼稚園の健康診断で心臓の異常が見つかり、就職1年目の1998年から本格的な闘病生活を続けていた。募金は銀行振り込みでも受け付けている。支援や問い合わせは、救う会事務局電話0466(90)5850。

最終更新:10/14(金) 22:54

カナロコ by 神奈川新聞