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台湾と日本の関わり、映画で 一青妙さん「学ぶきっかけに」

沖縄タイムス 10/14(金) 8:35配信

 【松田良孝台湾通信員】台湾では、日本との関わりを描いた映画が相次いで発表されている。台湾人の父と日本人の母を持ち、歌手の一青窈(ひととよう)の姉で、台湾に関するエッセーなども執筆する女優の一青妙(ひととたえ)=46歳=は「台湾が日本に統治されていたことを知らず、台湾のことを観光という目でしか見ていない日本の若者もいる。硬めの歴史の本は手に取りにくいが、映画などをきっかけにもっと勉強してほしい」と台北市内で述べ、映画が果たしうる役割に着目する。

 ドキュメンタリーの分野では、石垣島に住む台湾出身者を描いた「海の彼方」(黄贏毓監督、原題「海的彼端」)は先月末から台湾で上映。昨年は、日本統治下の台湾で生まれた日本人の今を追った「湾生回家」が中華圏の映画を対象にした金馬奨のドキュメンタリー部門にノミネートされた。

 一青は「セットで見てほしい」と、両作品を高く評価する。最近、若い台湾人たちが台湾で日本統治時代の神社の修復などをしていることを知った。「話を聞いたところ、単純な『ラブ日本(日本大好き)』の人ではなく、日本統治時代を自分たちの歴史の一部と受け止め、消えていくのはもったいないと考えていた」。

 一青は、日本と台湾の双方をよく知る自らのポジションから、台湾と日本の関係を見つめ続ける。

最終更新:10/14(金) 8:35

沖縄タイムス