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筋弛緩剤紛失で「深くおわび」 チェック徹底せず 沖縄の医療センター

沖縄タイムス 10/14(金) 17:50配信

 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター(南風原町、佐久本薫院長)で、医薬品医療機器法で毒薬に指定されている麻酔用筋弛緩(しかん)剤「スキサメトニウム」の40ミリグラム入り瓶4本を紛失したことが14日、分かった。麻酔医らの適切な管理のもとで使用しないと、少量でも呼吸が止まり、死に至ることがある。同日、記者会見した佐久本院長は窃盗の可能性も含め調査中とし「薬剤の紛失という、県立病院の信頼を損なう事態を引き起こしたことに関し、県民や関係機関に深くおわびする」と謝罪した。

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 説明では、9月26日午前10時ごろ看護師が手術室の薬品保冷庫を点検した際、6本あるべきスキサメトニウムが2本しかないのに気付いた。未使用本数が6本あることが確認された同月20日午後11時以降、26日までの間に紛失。医薬品管理に関する同センターのマニュアルでは1日1回、使用と未使用本数のチェックが定められているが、徹底されていなかったという。

 金庫に保管された保冷庫の鍵は、麻酔医8人と看護職員8人が操作できる。同センターは与那原署に紛失の事実を届け出るとともに、関係職員への聞き取りや医療廃棄物の確認などを続けてきたが、現時点で見つかっていない。同センターでは、スキサメトニウムを精神神経科の患者への電撃療法で使用しているという。

 同医療センターは2006年4月に開院した。県立那覇病院(那覇市与儀)の老朽化による移転、改築に伴い建設され、高度で多機能な医療を有する拠点病院。胎児から小児までをケアする母子総合医療、365日・24時間の救命救急医療を行い、地域や離島の医療支援などを担っている。

最終更新:10/14(金) 20:15

沖縄タイムス