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座ったまま剣の腕競う、小松・長寿メディカル 高齢者向けスポーツ考案

北國新聞社 10/14(金) 2:32配信

 医療法人社団仁志会グループの「長寿メディカル」(小松市)は、高齢者や体が不自由な人でも安全に楽しめるスポーツ「着座剣道」を考案した。いすに腰掛けて、風船を付けた竹刀を振り、対戦相手の風船を割る競技で、運営するデイサービス施設でのリハビリに導入している。13日、着座剣道大会(北國新聞社後援)を同市末広体育館で初めて開催し、施設利用者が元気良く体を動かして、スポーツの喜びに触れた。

 着座剣道は1対1でいすに腰掛けて対戦し、風船を付けた竹刀を振って、相手の風船を割ったり、落としたりした方が勝利となる。体にまひのある人や車イス利用者でも楽しめる。安全を考慮し、竹刀を相手の体に当てると負けとなる。

 長寿メディカルは小松、能美市内5カ所でデイサービス施設「リハビリ長寿」を運営している。剣道や柔道、空手など武術の動きを取り入れた体操を行っており、珍しいリハビリとして福祉関係者の見学も多いという。より意欲的に運動に取り組んでもらおうと、競技形式の着座剣道を考案した。

 大会には5施設のほか、関連施設であるデイケア上小松も加わり、60~90歳代の男女約60人が出場した。体の不自由度などに応じて2グループに分かれ、団体戦で熱戦を展開した。「試合」に向けて5月ごろから練習を重ねてきた利用者は、風船が割れると歓声を上げて喜んだ。

 今後、年1回の大会開催を予定しており、長寿メディカル通所介護事業部の小山幸典部長は「大会では利用者の普段とは違う活気づいた表情が見え、応援に来た家族も喜んでいた」と話した。

北國新聞社

最終更新:10/14(金) 2:32

北國新聞社