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欧州債:ユーロ圏の国債が総じて上昇-中国統計悪化で質への逃避

Bloomberg 10/14(金) 1:38配信

13日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が総じて上昇。中国の経済指標悪化で比較的安全とされる国債を求める動きが強まり、世界的に国債が買われている。

この日発表された中国貿易統計で9月の輸出が前年同月比10%減少し、ここ7カ月で最大の落ち込みとなった。これで人民元への売り圧力が高まり、対ドルで6年ぶり安値まで下落した。

米連邦準備制度理事会(FRB)が12日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、幾人かのメンバーは「国外からの重要な下振れリスク」があると指摘し、これを利上げ見送りの理由に挙げた。世界の中央銀行にとっては中国の景気減速も緩和的姿勢を堅持する必要性を強めそうで、これが国債への支援材料となった。

みずほインターナショナルの金利ストラテジスト、アントワーヌ・ブーベ氏は、「ドイツ国債は中国の統計に反応した」とし、「輸出と輸入の双方が落ち込んだ。これは経済活動の減速を示唆している」と語った。

欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.02%。スペインやイタリアなどの周辺国債も買われた。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和策を調整するとの観測が追い風となっている。次回のECB定例政策委員会は来週開かれる。

原題:Treasuries Rally on Weak China Data as JPMorgan Asset Sees Value(抜粋)

Anooja Debnath, Brian Chappatta

最終更新:10/14(金) 1:38

Bloomberg