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米国株:下落、中国貿易データで世界経済への不安が再燃

Bloomberg 10/14(金) 5:26配信

13日の米国株式相場は下落。世界経済の成長低迷が米経済の重しになるとの懸念が再燃し、株式市場は方向感の定まらない商いとなった。米金融当局は政策引き締めへと準備を進めている。

朝方は下げていたが、午後の取引でディフェンシブ銘柄を中心に買われ、S&P500種株価指数は値下がり分を一部埋めた。米国債相場の上昇で利回りが下げ、金融株に売りが出た。14日には大手銀行の四半期決算が発表される。高配当の公益事業株の指数は1.3%上昇。

S&P500種株価指数は0.3%下げて2132.55。一時は1.1%安まで売られた。ダウ工業株30種平均は45.26ドル(0.3%)安い18098.94ドル。ナスダック総合指数は0.5%下げた。

グリーンウッド・キャピタル・アソシエーツ(サウスカロライナ州グリーンウッド)の最高投資責任者(CIO)、ウォルター・トッド氏は電話インタビューで、「前日の市場ではドル高が大きな圧迫材料となっていたが、きょうはじわじわと下げたため、株価は幾分か値を戻す場面もあった」と指摘。「それでもなお、これまで発表された決算の内容は芳しくない。中国の貿易データも心配の種だ」と述べた。

中国の輸出が2月以降で最大の落ち込みとなったことで、アルコアやハネウェル・インターナショナルの冴えない決算で広がった市場の不安が深まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は12月会合で政策金利を引き上げるとの観測が広がっている。大統領選挙戦も最終段階に近づき、両候補による激しい非難合戦が展開されていることも投資家を神経質にしている。

この日の市場ではウェルズ・ファーゴが1.3%安。顧客に無断で口座を開設した問題で責任を追及されている同行では前日、ジョン・スタンプ氏が最高経営責任者(CEO)と会長の職を降りると発表した。フィフス・サード・バンコープは3.1%下げ、3カ月ぶりの大幅安。

ブルームバーグの米航空株指数は3%上昇し、5カ月ぶり高水準。アメリカン・エアラインズ・グループは5%高。デルタ航空は経営幹部の強気な見通しや日本での輸送能力を縮小する計画が好感され、1.8%値上がりした。化粧品小売りのアルタ・サロン・コスメティックス・アンド・フレグランスは売上高見通しを引き上げ、株価は3月以来の大幅高となった。

原題:U.S. Stock-Index Futures Drop in Global Selloff After China Data(抜粋)

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Dani Burger, Joseph Ciolli

最終更新:10/14(金) 6:25

Bloomberg