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「心底衝撃」とオバマ夫人、トランプ氏非難で異例の演説

Bloomberg 10/14(金) 10:29配信

米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏が2005年収録ビデオの中で女性の意に反して体に触ったりキスしたりするのを自慢げに語ったことについて、オバマ大統領の夫人であるミシェル・オバマ氏が13日、感情をあらわにトランプ氏非難の異例のスピーチを行った。

ミシェル夫人は民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン陣営がニューハンプシャー州マンチェスターで開いた集会で演説。先週明らかになったトランプ氏のビデオに言及し、「米国の大統領候補が女性への性的暴力を自慢げに語ったのを、ここでお話しすることになるなんてとても信じられない」と発言した。

「これはただの下劣な会話でもロッカールームでの軽口でもない。力のある個人が侵害行為をあからさまに悪びれずに語った上に、女性に触ったりキスしたりする行為をひわいな言葉を使って自慢した。テレビをつけると子供たちの耳に入るのではないかと、われわれの多くは心配したのではないか」とミシェル夫人は話した。

ファーストレディーとしてのミシェル夫人がこのような発言をするのは異例。夫人は「この件について考えずにはいられない。自分でも予想できなかったほど心底衝撃を受けた」と、通常のスピーチで済ませることができなかった理由を説明した。

ミシェル夫人はトランプ氏の女性への言動に関し、「6歳の児童でさえも、もっとよくわきまえている。6歳児はこれが大人、まともな人間の振る舞いではないと分かっている」と語った。

クリントン氏は13日、サンフランシスコで選挙運動のスタッフにあいさつ。この中でミシェル夫人のスピーチは感情を揺さぶるメッセージだったと称賛した。

一方のトランプ氏は同日、フロリダ州ウェストパームビーチで演説した。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)などが今週伝えた同氏の過去の女性への身体接触をめぐる記事について、「私が不適切な行為を行ったとするこれらの卑劣な主張は全くの偽りであり、クリントン夫妻はこれを十分承知している。純然たる作り話であり、明白なうそだ」と発言。こうした報道は「ワシントンのエスタブリッシュメント(権力層)」とクリントン陣営、メディアによる陰謀の一環だと言い放った。

原題:Michelle Obama Rebukes ‘Predatory’ Trump, Saying She’s Shaken to Core(抜粋)

最終2段落にクリントン、トランプ両氏のコメントを加えて更新します.

Sahil Kapur

最終更新:10/14(金) 11:56

Bloomberg