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【セ・リーグCS】広島余裕の1敗 先発・黒田に収穫アリ

東スポWeb 10/15(土) 12:03配信

 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(マツダ)は、後がないDeNAが3―0で勝ち、広島にリベンジしたが、セ王者にはまだ余裕がありそうだ。

 先発・黒田はエリアンに2ランを浴びるなど5回3失点で降板。CS突破を決めることができず「防げる失点を防がないといけなかった。結果がすべて。こういう展開になってしまったので自分の責任」と猛省したが、チーム内からは意外にも安堵の声が上がっている。

 10日の練習中に右肩を気にするしぐさを見せ、トレーナーからマッサージを受けるハプニングが発生。黒田本人は「いつも通りのことなので問題ない」と話していた。しかし、「数日前までは普通に投げることすらままならなかった。そんな状態から登板日に照準を定めてしっかりと仕上げることができるのはさすがとしか言いようがない。あんなことができる投手は他にいない」(チーム関係者)。何事もなく大一番に臨んだように見えたが、実は右肩の状態は思わしくなく「本当に登板できるのか?」と周囲は気が気でなかった。

 それだけに89球を投げて日本シリーズでの登板にメドがついたこともあり、胸をなで下ろしたというわけ。畝投手コーチは「一発を打たれたのも悪いコースではなかった。ツーシームもいい変化をしていたし、調子自体は悪くなかった」と及第点を与えた。

 さらに、ポジティブ要素となったのがブルペン陣の奮闘だ。黒田の降板以降は大瀬良、一岡、九里、福井が1イニングずつ登板。今CS初マウンドながらも全員が無失点でしのいだ。これには緒方監督も「(黒田の)後の投手がしっかりと投げてくれた」と賛辞を贈ったが、なかでもシーズン中は先発のみの登板だった福井がリリーフとして機能したのが大きな収穫だ。

「先発が崩れたときのロングリリーフ要員だが、短い回もいけるとなれば起用の幅が広がる」(球団関係者)と中継ぎ陣の厚みが増したことを喜ぶ声が上がった。指揮官は「気持ちでは負けていない。ミスの反省を踏まえてまた臨みたい」と謙虚だったが、32年ぶりの日本一を目指す赤ヘルにとっては収穫ありの“1敗”となった。

最終更新:10/15(土) 12:03

東スポWeb

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