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【パ・リーグCS】日本ハム・栗山監督“神采配”ズバリ 絶対信頼感

東スポWeb 10/15(土) 13:37配信

 パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(14日、札幌ドーム)は、日本ハムが4―1でソフトバンクに勝ち、4年ぶりの日本シリーズ出場に王手をかけた。試合は日本ハム・栗山英樹監督(55)が思い切って組み替えた新オーダーが見事に機能。シーズン同様の“神采配”が、ズバリとハマった。

 前日13日、守護神・マーティンで負けた嫌なムードを冷静な采配で押し戻した。栗山監督は「まあ、いろんなことがあるな。追い込まれた状況で知恵を生み出せということなんだろう」と今シーズン、何度となく口にしてきた“野球の神様”との対話から、この日の勝負手を繰り出した。

 2試合で8タコの田中賢を5番から9番に、2番の近藤を昨年の指定席・5番に。前日にCS初アーチをマークした7番・レアードと6番・陽を入れ替え、2番には2試合無安打ながら相手投手が嫌がる“ファウル職人”中島を置いた。

 この打線組み替えが初回に功を奏した。近藤が二死一、三塁から適時打を放てば、続くレアードも2戦連発の2号3ランで一挙4得点。3点リードの8回一死一、二塁の守備では、左の柳田に対して左腕の石井から右腕の谷元へスイッチするという、セオリーを無視したデータ重視の起用で併殺斬り。勝利を確実なものとした。

 殊勲の近藤は「使っていただいてるので(打順は)どこでも結果を残さないといけない」と指揮官の信頼に感謝。レアードも「打順は全く関係ない。とにかくチームの勝利のために全力を尽くしているだけ」とチームへの忠誠を強調した。

 指揮官が選手を信じ、その用兵に選手が応える今季何度も的中してきた“神采配”は強固な信頼関係があってこそ。栗山監督はリーグ優勝時に「ある程度振る采配がハマってくれないと、これだけの勝ち星(87勝)は積み重ならない。何が選手のためになるのかを考えていると、選手がオレをそこに連れて行ってくれる」とも語っていた。
「オレは何もしていない。やるのは選手だから。こっちは場所を作ってやるだけ」と謙遜する栗山監督の名采配により、日本ハムが守護神炎上による暗雲を1日で振り払い、日本シリーズ出場をグッと手繰り寄せた。

最終更新:10/15(土) 13:37

東スポWeb