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履正社・安田が一発含む4打点 来秋ドラフト候補が“我慢”覚えて大暴れ

デイリースポーツ 10/15(土) 18:16配信

 「秋季高校野球大阪大会・準決勝、履正社7-4大阪桐蔭」(15日、舞洲ベースボールスタジアム)

 履正社がライバル・大阪桐蔭を逆転で破り、来春センバツ選考の重要な参考資料となる近畿大会出場を決めた。打線をけん引したのは来年ドラフト上位候補に名前が挙がる安田尚憲内野手(2年)。今大会は調子が上がってこなかったが、大一番で真価を発揮した。

 鈍い打球音を残した打球が、右翼席へ伸びていった。打った瞬間に安田は右手人さし指を突き上げて走りだした。完ぺきに捉えた打球は、右翼の芝生席を越え、後方にある防球ネットに突き刺さった。高校通算42号アーチ。「感触は良かったです」と満面の笑みを浮かべる。

 3点リードで迎えた六回1死一、二塁。カウント1-1から安田が放った3ランでリードを6点に広げ、試合を決定づけた。四回に2点を勝ち越し、なおも2死二塁の場面では左中間フェンスを直撃する適時二塁打。「この一戦にかける思いは強かった」と言う。

 初めて4番を任された今年の春季大会決勝でも、大阪桐蔭から2本の長打を放ち6-1で快勝した。「大阪桐蔭と戦うのは特別。この秋は新チームの初戦なので、相手に悪い印象を与えるくらいの活躍をしたかった。いいスタートが切れたと思います」と安田。激戦区の大阪で最大のライバルとなる相手が、主砲の打撃を進化させたのも事実だ。

 4番として出場した夏の甲子園。徹底的にインサイドを攻められ、結果を残せなかった。それだけでなくスイングにも微妙な狂いが生じた。しっかりと軸足に重心を残したまま、体の回転で打球を飛ばす印象が強かったが、近めのボールをさばこうと体が前に突っ込み気味になっていた。

 この日も、大阪桐蔭バッテリーは第1打席から内角にボールを要求していた。それでも「しっかり攻めてくることは予想していた。余裕を持って対応しようと意識した」。打てるボールだけをじっくり待った。そしてミスショットすることなく打ち返した。

 ホームランバッターはどれだけ“我慢”ができるかと言われる。厳しいコースに手を出していくのではなく、いかに失投を一振りで仕留められるか-。準々決勝後、岡田監督から「ボールの見極め。軸足でボールを待てるように」とアドバイスされた。それが主砲を一段、上のレベルへと押し上げた。

 指揮官も「しっかりと(夏の)経験者が頑張ってくれた。コールド負けするかと思ってましたけど」と目を細める。春と夏の大阪大会を制し、秋も決勝まで勝ち進んだ。3季連続優勝を成し遂げれば履正社としては初の快挙。「この秋が始まった時から、そこを目標にしてきた。3本の優勝旗をそろえたい」と力を込めた大砲が、3年ぶりのセンバツへ、打線を引っ張る。

最終更新:10/15(土) 19:58

デイリースポーツ

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