ここから本文です

欧州で禅人気、ツアー宿泊に芦原温泉 伸び悩む外国人誘客に明るい兆し

福井新聞ONLINE 10/15(土) 18:00配信

 福井県の外国人宿泊者数に一服感が漂う一方、県広域誘客課が狙いを絞る欧州方面からのツアーは明るい兆しも見られる。JTBのスペインの現地法人が福井県の芦原温泉を宿泊地の一つとするツアーを企画、年末までの期間で販売している。県が把握する範囲では、参加者を募って実施する欧州発着のツアーの宿泊地に、福井県が選ばれるのは初めてという。

 ツアーは「日本の禅」というタイトルで、10泊12日の日程。成田空港に到着後、東京都内、岐阜県高山市や同県の白川郷などを経て、福井県入りする。

 福井県では芦原温泉の旅館で日本料理と温泉を堪能してもらう。翌日は観光タクシーを使い、東尋坊、大本山永平寺を観光。越前和紙の里にも立ち寄って絵はがき作りを体験するコース設定となっている。その後は京都、大阪を経て帰途に就く。

 福井県への宿泊は、今年3月に県が現地の担当者を招いたことがきっかけで実現した。ツアーを企画した担当者は「既にスペイン人に人気の高い高山~白川郷~金沢のルートに、文化的価値の高い福井を組み込むことで、他社と差別化できる」と語る。

 県は外国人誘客の統一ブランドに「ZEN(禅)」を設定している。担当者は「ZENと聞くとスペインでは一般的に、伝統的な日本文化の粋、質が高いものを想像する。特に教養層や若者を中心にとても強いインパクトがある言葉。福井県をほかと差別化して端的に印象的に表現するにはぴったりだと思う」と話している。

福井新聞社

最終更新:10/15(土) 18:24

福井新聞ONLINE