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母乳vs.粉ミルクではなく ひとりの母親が広げる「液体ミルク」の可能性

BuzzFeed Japan 10/15(土) 17:10配信

熊本地震でも親子を救った

熊本地震で避難した人は、ピーク時で約18万人。中には、生後まもない赤ちゃんもいた。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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大きな災害が起きると、水やガスが使えなくなることがある。人前で赤ちゃんに授乳しづらかったり、ストレスで母乳が出にくくなったりすることもある。

そこで、お湯や哺乳瓶を使わなくてもすぐに赤ちゃんに飲ませることができる「乳児用液体ミルク」が4月下旬、救援物資としてフィンランドから熊本の被災地に届けられた。

当時、衆院議員だった小池百合子・東京都知事が、「日本フィンランド友好議員連盟」の会長として働きかけ、実現した。2011年の東日本大震災のときからの縁だ。

乳児用液体ミルクとは?

乳児用液体ミルクは、あらかじめ液体の状態で容器に保存されている。粉をお湯に溶く必要がないため、手間が省けるうえ、外出時の荷物も少なくなる。パックから哺乳瓶に移し替えるタイプと、小型のペットボトルのような使い切り容器に吸い口をつけて直接、赤ちゃんに飲ませるタイプがある。常温で半年から1年は保存でき、粉ミルクよりは消費期限が早いものの、災害備蓄品としても使える。

大きな災害のたびに海外から救援物資として寄付されて注目が集まるが、日本では日常的に手に入れることが難しい。

食品衛生法には、乳児用調整粉乳(粉ミルク)の規格基準しかない。液体ミルクについては規格がないため、製造も販売もできない。海外製品を輸入する場合は「乳飲料」の規格となるため、赤ちゃん用として販売することができない。

粉ミルクを製造・販売している森永乳業の広報部によると、液体ミルクの製造には高いハードルがあるという。

「国の規格が整備されるまで、製造・販売することができません。どういった規格が必要なのか、各メーカーや業界団体で研究している状況です。液体の場合、分離したり茶色っぽく変色したりしやすいため、品質面での課題もあります」

現状は災害時の救援物資としてのみ、特別に配布が認められている。

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最終更新:10/15(土) 17:10

BuzzFeed Japan

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