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行定勲監督、熊本地震後の映画続編製作へ 「復興のために立ち上がっている。その風景を風化させてはいけない」

AbemaTIMES 10/15(土) 22:12配信

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行定勲監督、熊本地震後の映画続編製作へ 「復興のために立ち上がっている。その風景を風化させてはいけない」

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熊本地震後、全国100カ所以上でチャリティーや募金活動を行っている人物がいる。映画監督の行定勲氏だ。自身も熊本出身で、熊本県を舞台にした映画『うつくしいひと』を撮影した行定氏は、宿泊先のホテルで熊本地震にあった

「武者返しと言われる立派な石垣も崩壊していた。言葉が出ない」と当時の被害を語る。
その後、全国でのチャリティー活動をはじめた。中でも年老いた女性からかけられた、記憶に残っている言葉があるという。それは「私が生きているうちにはこの映画の中にある美しい熊本城はみれんけん。ありがとう」という言葉。「うつくしいひと」は熊本県外に向けて、熊本県の美しいところをアピールするための映画という側面があった。だが、この映画の上映をしていくうちに、すでに失われてしまった美しい熊本を「熊本県の人が」記憶にとどめておくために見られている。そのことに観客の反応から気づいたという。

それは自分の体験とも共通している。
「阿蘇大橋が崩落しました。僕の実家は南阿蘇にあって、何度も阿蘇大橋を渡っている。でも橋もないし、地形も変わってしまっている。風景も見るも無残。その状況を目の当たりにしちゃうとそれ以前の風景を思い出せない。それは風化するのと同じこと」

10月14日、「うつくしいひと」の続編にあたる「続うつくしいひと(仮題)」の制作が発表された。行定氏は何を撮るのか。「熊本は震災があって傷ついた。でも、県民たちはまた復興のために立ち上がっている。その風景を風化させてはいけない。だから続編では未来の人がこの映画を見返した時に『ここから始まったんだな』と思えるような映画を作りたい」と意気込みを語る。

「続うつくしいひと」は来年早々にも完成する見通しだ。

最終更新:10/15(土) 22:12

AbemaTIMES