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くら寿司初の天然専門店、船一隻買取

Lmaga.jp 10/15(土) 9:00配信

「船を一隻丸ごと買い上げる!」。10月13日におこなわれた回転すしチェーン「無添くら寿司」(本社:大阪府堺市)の新業態・発表会は、そんな田中邦彦社長のコメントから始まった。地元の漁師や漁業組合と直接契約し、水揚げ後すぐに直送することで、新鮮で価格を抑えた魚を供給する、その名も「天然魚プロジェクト」だ。文字通り天然魚しか取り扱わない、画期的な取り組みだという新施設「貝塚センター」を取材した。

【写真】500円、400円、300円均一で並ぶ天然魚のお造り

業界に先駆けた注文パネルや5枚お皿を投入するとくじ引きが作動する「ビッくらポン!」など、ユニークなアイデアを導入してきた「無添くら寿司」。天然魚を扱う店舗の運営は10年前から構想していたという。「これまで水揚げされてから届くまで48時間かかることもあった。現地にバイヤーを配置し、漁船からそのまま輸送することで最短3時間半で大阪に届けることができる。また、一隻買いすることで今まで市場に出回らなかった珍しい魚を扱うことができるようになった」と尾越健二購買本部シニアマネージャーは話す。

10月18日、満を持して大阪・貝塚市にオープンする「くらコーポレーション 貝塚センター」。鮮魚店「くら天然魚市場」をはじめ、水揚げされた鮮魚を加工する「国産天然魚用加工場」、「無添くら寿司 東貝塚店」、そして本社機能を併設した施設で、総面積は約4,500坪にもおよぶ。鮮魚店に並んでいる魚は現地からバイヤーが送ったもので、鮮度と低価格を両立。これは漁船側にとっても一隻買い上げしてもらうメリットが大きく、この日参加した福井・鷹巣定置網組合、高知県漁業協同組合をはじめとした漁業関係者もプロジェクトの成功に期待を寄せていた。

鮮魚店に並ぶ刺身をはじめ、さつま揚げなど加工品は、100円から500円までとリーズナブル。魚1匹ごとの購入も可能で、その場で切り身にしてもらえ、刺身などはイートインコーナーで食べることも可能だ。最近は、カレーパンやラーメンなど、どこに向かっているんだろうと感じていた人も多いかも知れないが、メインの魚にもしっかり力を入れていたようだ。

取材・文・写真/谷知之

最終更新:10/15(土) 11:18

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