ここから本文です

VRで夢の家を体感 沖縄でトータルリビングショウ

沖縄タイムス 10/15(土) 10:30配信

 沖縄コンベンションセンターで14日開幕した第30回トータルリビングショウでは、初参加11企業を含む住宅関連54社が出展。バーチャルリアリティー(VR)やスマホなど先端技術を生かしたサービスで顧客満足度を高め、新たな暮らし方を提案するブースがあった。県内でも人気が高まる木造住宅は調湿など自然素材の機能性をアピールし、需要拡大を狙う。

 コンピュータシステム研究所(東京都、長尾良幸代表)開発の住宅プレゼンシステム「ALTA(アルタ)」と最新のVR技術を使い、住宅の広さや高さを「実寸大」で体感できるブースが登場した。

 タカラ住建(豊見城市、津嘉山貞雄社長)はプロジェクター4台から天井と壁2面、床へ3D映像を投影する設備「タカラvirtual(バーチャル)」を出展した。県内初の導入。アルタが設計図を自動的に立体化し、来場者は3Dめがねを掛けてその「住宅」を「訪問」できる。

 同住建の呉屋邦博副社長は「建築前に完成イメージを持ってもらうことでクレームがなくなり、施主の不安も解消できる」と話した。社内に限らず、施主への説明などに使いたい設計士がいれば、当面は無償で使用できるという。

 主催者ブースでもアルタを活用。持ち運びしやすいヘッドマウントディスプレーを装着し、仮想の住宅空間を体感できる。手書きの間取り図を自動で立体化するサービスも提供。同研究所の高橋亮さんは「間取りで悩んでいる人は相談して」と呼び掛けた。

 木造住宅関連の出展は6社。木造住宅を中心に設計・施行を手掛ける琉球住楽(南城市)は、省エネ設備や自然エネルギーなどを活用して消費エネルギーを低減する「ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)」を提案している。

 木材や県産しっくいといった自然素材の調湿などの機能を引き出すほか、伝統的な雨端や床下換気で輻射(ふくしゃ)熱を抑える。樹脂を使ったサッシ窓で断熱効果も高める。

 伊良皆盛栄専務は「低価格や住みやすさから、木造住宅は県内でも広まっている。健康に対する意識の高まりで、自然素材の人気も出ている」と話した。

 沖縄ケーブルネットワーク(那覇市、國場幸一社長)はスマホなどを使い、外出先から自宅ドアの鍵の開け閉めや住人の安否確認、家電の操作ができる「インテリジェントホーム」システムを提案。1人暮らしの高齢者の家にセンサーを取り付け、トイレのドアが一定時間開かない時などに家族へメール通知するサービスなども提供している。

 営業部の神谷栄達主任は「高齢者や家庭の見守りを助け、離れていても安心できる暮らしを実現できる」とした。

最終更新:10/16(日) 12:55

沖縄タイムス