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ホンダ「CR-V」、米SUV販売首位の座維持で厳しい競争に直面へ

Bloomberg 10/14(金) 11:39配信

米自動車市場で最も人気のある分野の競争が一段と激しさを増しそうだ。

ホンダは12月にスポーツ型多目的車(SUV)「CR-V」の次期モデルを発売する。新型CR-Vは外観がよりスポーティーになり、安全性機能も拡充する。CR-Vは過去9年のうち8年間にわたり米国で最も人気のあるSUVと評価されてきたが、フォード・モーターやゼネラル・モーターズ(GM)などの自動車メーカーは新モデルでホンダの牙城を崩す構えだ。これらの競合企業はファミリー向け中型セダンといった従来の主力製品の魅力低下に対応し、コンパクトSUVの販売拡大を目指している。

ホンダは米国で1997年からこのタイプの車両の普及に貢献しており、米国市場では最大のセグメントになっている。サンディエゴの消費者調査会社ストラティジック・ビジョンのアレクサンダー・エドワーズ社長は、ホンダがトップの座を守るには戦略を強化する必要があるという。

エドワーズ社長によると、CRーVはホンダの品質に対する高い評判と競争力ある価格設定や広い車内空間で販売トップとなってきたが、2015年10月から16年3月までに16年モデルを購入した人を対象にストラティジック・ビジョンが実施した調査では総合的な品質のランキングで20車種中14位だったという。外装も含まれるこのカテゴリーで首位はスバルの「クロストレック」で、18年モデルに向けてデザイン変更が進められている。

同社長は「ホンダは自社の成功を当たり前と思うべきではない」と述べ、「スバルなどの企業がより強力なブランドイメージを構築し、より良い商品を提供している」状況では特にそうだ、と指摘した。

CR-Vの今年1-9月の米国販売は26万3493台で、トヨタ自動車の「RAV4」に対するリードはわずか3113台。トヨタによると、RAV4は近くセダン「カムリ」を抜いて同社製品では米国販売トップの車種になる見通し。

フォードはモデルチェンジしたSUV「エスケープ」を投入し、日産自動車はSUV「ローグ」の3番目の生産施設として九州工場を追加している。GMは「エキノックス」とGMC「テレイン」用の工場を現行の1カ所から3カ所に拡大する。ホンダもCR-Vの生産を近く拡大し、米オハイオ州とカナダのオンタリオ州とともに米インディアナ州でも生産する。

ホンダのシニアバイスプレジデント、ジェフ・コンラッド氏は12日にデトロイトで記者団に対し、「来年にはCR-Vが当社の販売台数トップの製品になる可能性がある」と述べた。

原題:Honda Faces Hard Fight Keeping CR-V as America’s Top-Selling SUV(抜粋)

John Lippert

最終更新:10/14(金) 11:39

Bloomberg