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FRB議長:「高圧経済」が危機後の回復を支援、長期化は代償も

Bloomberg 10/15(土) 5:25配信

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は「高圧経済」をしばらく維持することによって「グレート・リセッション」で打撃を受けた成長トレンドの一部を修復するというのは「説得力のある見解」だと述べた。議長はボストン連銀主催の会議で「危機後のマクロ経済研究」と題して講演した。

議長は「企業の売上高拡大がさらなる設備投資を促し、経済の生産能力を引き上げることはほぼ間違いない」と述べ、「ひっ迫した労働市場は、そうでない場合には職探しをあきらめていた潜在的労働者を雇用へとつなげていく可能性がある」と続けた。

議長は強い総需要・労働市場のひっ迫を伴う「高圧経済」(high-pressure economy)が研究費の削減や労働参加率の低下といったグレートリセッションによるダメージの一部を回復させるのかどうかについて考察した。実際、連邦公開市場委員会(FOMC)も今年はこの点について協議している。

ただイエレン議長は「緩和的な政策スタンスを長期にわたって維持し過ぎた場合、恩恵以上に代償を伴う恐れがある」と述べた。

イエレン議長はその上で、「ここ数年間は労働市場の環境がインフレに及ぼす影響は金融危機前に広く考えられていたよりも弱まっている」と付け加えた。

原題:Yellen Sees ‘Plausible Ways’ Hot Economy Could Heal Growth(抜粋)

Craig Torres, Christopher Condon

最終更新:10/15(土) 5:25

Bloomberg