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米国株(14日):S&P500ほぼ変わらず、終盤失速し上げ幅消す

Bloomberg 10/15(土) 5:34配信

14日の米国株式相場はほぼ変わらずで終了。経済指標は利上げの論拠を強める内容だった一方、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は利上げについて引き続き慎重に検討すると示唆した。

株価は取引終盤に勢いを失い、上昇をほぼ消した。イエレン議長は「高圧経済」をしばらく維持することによって「グレートリセッション」で打撃を受けた成長トレンドの一部を修復するというのは「説得力のある見解」だと発言した。

S&P500種株価指数は0.1%未満上げて2132.98。一時は0.8%近く上昇する場面もあった。週間ベースでは8月以来で初の2週連続安。ダウ工業株30種平均は前日比39.44ドル(0.2%)高の18138.38ドル。ゴールドマン・サックス・グループが上昇の半分超に寄与した。ナスダック総合指数は0.1%未満の上昇。

ミスクラー・ファイナンシャル・グループ(ボストン)の国際株式担当マネジングディレクター、ラリー・ペルッツィ氏は「イエレン議長の発言はハト派勢に歓迎された」と指摘。「しかし、12日に発表された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録は、利上げがどのくらい近いのかを明るみにした。要するに、劇的に大きなイベントが起こらないと仮定すると、12月の利上げはほぼ確実のようだ」と述べた。

JPモルガン・チェースとシティグループの決算が予想を上回ったものの、銀行株は午前に上げた後は苦しい展開となった。半導体銘柄は過去2カ月で最長の連続安に歯止めがかかり、テクノロジー株を押し上げた。保険や証券株を中心に金融株は上昇。ゴールドマンは1.9%高。同行はリビアのファンドをめぐる訴訟で勝訴した。原油相場が上げを消すのに伴い、エネルギー株は売られた。バイオテクノロジー銘柄は3カ月ぶり安値となり、ヘルスケア株を圧迫した。

12月利上げの確率は67%と、9月27日時点での確率五分五分から上昇。11月利上げの確率は15%となっている。

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最終更新:10/15(土) 6:56

Bloomberg