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NY外為(14日)ドル上昇、米小売売上高の伸びで利上げ観測

Bloomberg 10/15(土) 5:55配信

14日のニューヨーク外国為替市場はドルが上昇。朝方発表された米小売売上高が過去3カ月で最大の増加となったことを受けて、年内の利上げ観測が高まった。

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が「高圧経済」をしばらく維持することによって「グレートリセッション」で打撃を受けた成長トレンドの一部を修復するというのは「説得力のある見解」だと述べると、ドルは上げ幅を縮小した。ボストン連銀のローゼングレン総裁はこれより先、現在予想しているより速いペースでの利上げが必要になる可能性はあると発言。先物市場動向によると、年末までの利上げは確率69%として織り込まれている。1カ月前は60%だった。

INGグループの通貨戦略責任者クリス・ターナー氏は「穏やかなドル強気トレンドになっている」と述べ、「米金融政策当局が利上げを実行すれば、ドルはさらに1ー2%上昇する可能性がある」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。ドルは対円で0.5%上昇して1ドル=104円18銭。

イエレン議長はボストン連銀主催の会議で「企業の売上高拡大がさらなる設備投資を促し、経済の生産能力を引き上げることはほぼ間違いない」と述べた。

シリコン・バレー・バンク(カリフォルニア州サンタクララ)の上級為替トレーダー、ミン・トラン氏は「議長の発言はまさに緩やかなペースの利上げと一致する。つまり今以上のドル上昇の可能性が抑制されるだろう」と述べた。

ローゼングレン総裁はCNBCのインタビューで、市場の12月利上げの織り込み具合はほぼ適切だと述べた。さらに失業率の低下が行き過ぎ、政策を速く引き締めざるを得なくなり、その結果として拡大期を短縮してしまうことを懸念していると述べた。

原題:Dollar Advances as Retail Sales Strengthen Case for Rate Hike(抜粋)

相場を更新し、第5段落以降を追加します.

Susanne Barton

最終更新:10/15(土) 6:53

Bloomberg

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