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タイ次期国王ワチラロンコン皇太子、結婚3回-カリスマ性に疑問符も

Bloomberg 10/15(土) 6:26配信

プミポン・アドゥンヤデート国王(ラマ9世)の死去を受け、ワチラロンコン皇太子(64)が次期タイ国王に選定された。皇太子はチャクリー王朝第10代の国王になるとともに、数百億ドルに上るとされる財産の管理も引き継ぐ見通しとなった。

軍人としての経歴を貫いてきたワチラロンコン皇太子だが、子供は7人、3回の結婚歴がある。その私生活は不法ウェブサイトや、リークされた外交文書でも話題にされている。ここ数年はプミポン国王の健康が悪化するにつれ、注目は皇太子本人やその治世がどうなるかに移っていた。

ウィキリークスによって暴露された、2009年7月に当時のクリントン国務長官に宛てられた極秘の米外交文書は「ワチラロンコン皇太子は父が勝ち得たような敬愛を集められず、カリスマも持ち合わせていない」と表現した。

タイ王室庁は政治問題にはコメントしない。

ワチラロンコン皇太子は王室の主要メンバーを脅迫したり侮辱したりした場合に最大15年の刑を科すことができる不敬罪によって守られている。タイ憲法で国王は「崇拝される地位にある」とされ、タイ社会の中で国王の役割について議論が行われることを制限している。

プミポン国王とシリキット王妃の第2子として誕生したワチラロンコン皇太子は、バンコク王宮内の学校で学んだ後、13歳で英国に留学。さらにオーストラリアでの留学を経てタイ国軍に入隊した。パイロットの資格も持ち、ヘリコプター、戦闘機、自家用ジェットとしているボーイング「737」の操縦もできる。

1977年には旧王族で親戚に当たるソムサワリー妃と結婚。78年には国営放送の儀式で短期間ながら仏教僧にもなった。同年には長女も誕生した。

だが79年に女優だったユワティダー氏との間に初の男子をもうけた。同氏とはさらに4人の子供ができ、ソムサワリー妃と離婚した翌年の94年に再婚した。

ところがこの関係も長続きせず、結婚から数年後にユワティダー氏とその子供たちは国外に退去した。この事情は説明されていない。末娘のシリワンナワリーナリーラット王女は最終的に帰国し、王室の行事に参加しているものの、それ以外の子供は外国にとどまり、ほとんど言及されることがない。

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最終更新:10/15(土) 6:26

Bloomberg