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浦和サポ、思い届く…涙出た ルヴァン杯V喜び爆発「勢いで3冠を」

埼玉新聞 10/16(日) 6:50配信

 サポーターの熱い思いがついに届いた―。サッカーJリーグ・YBCルヴァン・カップの決勝が15日、埼玉スタジアムで行われ、浦和はG大阪にPK戦で勝利。2003年以来、13年ぶり2度目の頂点に輝いた。国内3大タイトルの獲得は06年度の天皇杯全日本選手権以来、実に10年ぶり。待ちに待った栄冠に、浦和サポーターは歓喜に沸いた。

 「決めてくれ」―。緊迫したPK戦は5人目を迎えた。これが入ればタイトル奪取。手を合わせ、祈るサポーターたち。遠藤航選手が蹴ったボールがゴールネットを揺らした瞬間、スタジアムは歓喜の渦に包まれた。「やったー」「勝ったぞ!」。サポーターは拳を突き上げ、抱き合い、喜びを爆発させた。

 浦和の発足時から応援している上尾市の会社員犬飼科子さん(51)は「うれしくて言葉にならない。選手はわが子のような存在。よく頑張ってくれた」と感慨深げ。

 さいたま市浦和区の会社員中矢めぐみさん(22)は「久しぶりのタイトル奪取。涙が出た」、妹の大学3年ひとみさん(20)は「PK戦は寿命が縮む思いだった。本当にうれしい」と声を弾ませた。

 赤色に染まったスタンドは、試合前からサポーターの熱気であふれていた。さいたま市北区の会社員高田賢士郎さん(29)は「ここまで来たら絶対に優勝」と期待。福島県田村市から駆け付けた会社員吉田幸司さん(38)も「来るたびに準優勝。今度こそ勝ってほしい」と願いを込めた。

 G大阪は過去2年、タイトルの懸かった公式戦で4戦4敗している宿敵。前半はアデミウソン選手に先制点を奪われ、優勝を逃した3年前と同じく0―1で折り返す。今回も準優勝なのか―。一抹の不安がよぎるも、蕨市の会社員山内広幸さん(66)は「シルバーコレクターでは駄目。今はチーム状態が良い。勝てるはず」と勝利を信じて疑わない。

 思いが通じたのか、後半は李忠成選手のヘディングで同点に。「よっしゃー」。サポーターの応援は息を吹き返した。一進一退の延長戦の後、PK戦へと突入。キーパーの西川周作選手が大声援を味方に4人目のシュートをスーパーセーブし、遠藤選手が華麗なゴールで締めくくった。

 スタジアムにこだまする「ウィー・アー・レッズ」の大合唱。さいたま市南区の大学1年田中健太さん(19)は「サポーターになってから、初めてのタイトル奪取。感動をありがとう」と笑顔。幼なじみの大学1年岩佐歩さん(19)は「地元でこんなに強いチームを応援できて幸せ。浦和に生まれて良かった」と感動しきりだった。

 家族5人で応援に来た朝霞市の会社員小林浩和さん(49)は「めちゃくちゃうれしい。今年のレッズは違う」と満面の笑み。妻の千晴さん(45)は06年度の天皇杯を妊娠中ながら応援し、優勝した興奮でその日に予定より3週間も早く出産したという。

 「こんなに興奮したのは久しぶり」と千晴さん。天皇杯当日に生まれた次女の小学5年花菜子さん(10)は「西川選手のファンなので、止めてくれてうれしかった」と笑顔を浮かべた。四女の優子ちゃん(4)も「レッズ勝った」と大喜び。長女の中学3年今日子さん(14)は「この勢いで3冠を」とさらなる飛躍を期待した。

最終更新:10/16(日) 6:50

埼玉新聞

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