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「命なかった」水路に車転落…女性を救助 久喜署が男性2人に感謝状

埼玉新聞 10/16(日) 10:30配信

 農業用水路に乗用車で落ちた埼玉県上尾市の女性(73)を救助したとして、久喜署は13日、救助した久喜市の会社員桜本知孝さん(42)、鴻巣市の会社員菊池亮さん(34)に感謝状を贈った。
 
 久喜署などによると、9月20日午後3時ごろ、2台のトラックで鴻巣市の運送会社に戻る途中だった桜本さんと、グループ会社の菊池さんは久喜市下栢間の市道で、対向車線を走っていた乗用車が道路を横切り、台風による雨で増水した用水路に落ちるのを目撃した。
 
 乗用車は約80メートル流されて橋桁の前で停止。追い掛けた桜本さんたちは運転席にいた女性に窓を開けるよう促し、開いた窓から引き上げた。救助された直後に車は水没。桜本さんらは積んでいた毛布やジャンパーを女性に掛け、救急車を呼んだ。女性にけがはなかったという。
 
 女性は実家のある羽生市からの帰りで「原因は分からないが、落ちた時に気を失い、気付いたら『出なきゃだめだ』と聞こえた。2人がいなければ命はなかった」と感謝した。
 
 菊池さんは都合が付かなかったため、1人で表彰された桜本さんは「無我夢中だった。人の役に立ててうれしい。命が救えたのが一番」と喜んだ。
 
 久喜署の岩崎茂署長は「勇気ある行為」とたたえた。

最終更新:10/16(日) 10:30

埼玉新聞