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支援学級の男児殴った疑い、担任教諭を逮捕 男児は顎を骨折/白岡

埼玉新聞 10/16(日) 22:02配信

 埼玉県の白岡市立菁莪(せいが)小学校(阿部泰次郎校長、児童数265人)で、担任教諭が授業中に4年生の特別支援学級の男子児童(10)の顔などを殴り重傷を負わせたとして、久喜署は16日、傷害の疑いで、同校教諭(54)=杉戸町倉松4丁目=を逮捕した。同署によると、教諭は「殴ったことは間違いない」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は12日午後2時10分ごろ、同小学校で、授業中に男児の頭と顔を拳で殴る暴行を加えた疑い。男児は顎を骨折するなどし、搬送先の病院で手術を受け入院しているという。

 同署と市教委によると、教諭は事件当日、5時限目の道徳の時間にDVDを視聴していた際、男児の様子に腹を立て殴ったという。

 別の教員が午後3時ごろ、男児が口から血を流しているのを見つけ119番した。教諭は暴行したことを報告していなかった。市教委によると、すぐに報告しなかった理由について「自分の心が弱かった。反省している」と話しているという。

 12日夜の市教委の聞き取りに対し、教諭は「指導がうまくいかず、カッとなって殴ってしまった」と答えたという。学校側は13日朝、同校で保護者に経緯を説明。教諭は13、14の2日間、学校に出勤したが児童の指導をせずに別室で待機した。

 市教委によると、これまで教諭の行動に問題はなく、「学校側もベテラン教員と見ていた」としている。補助教員1人が特別支援学級を補助することはあったが、事件当時、教諭は教諭だけだった。

 15日夕、保護者と校長、市教委担当者が久喜署を訪れ、保護者が被害届を提出。同署は事実関係を調べ、16日午前に署で教諭から任意で事情を聴き、同日午後に傷害容疑で逮捕した。

 市教委はけがをした男児と他の児童への心のケアをするとし、長島秀夫教育長が「このような重大な事件が起きてしまい、大変申し訳なく思っている。けがをされたお子さまと保護者に心からおわび申し上げる」とコメントを出した。

最終更新:10/16(日) 22:02

埼玉新聞