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金爆×YOSHIKI、MUCC×ラルクKen「VJS」最終日も豪華コラボ

音楽ナタリー 10/17(月) 14:26配信

10月14~16日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールでヴィジュアル系バンドのフェスティバル「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten」が開催され、3日間で累計10万5000人の観客を動員した。この記事では最終日となった16日公演の模様を紹介する。

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サブステージのVISUAL STAGEでのぞんびのライブアクトから始まった「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」の最終日。午前中はNoGoD、ダウト、THE MICRO HEAD 4N'S、ゴシップが続々と会場入りをする観客を個性豊かなパフォーマンスで出迎え、場内は早い時間から熱気が立ち込める。そしてVersaillesによる華麗なルックスと情熱的なライブを経て、メインステージのSUMMIT STAGEのトップバッターAngeloが登場。シリアスで重厚な「Umbilical cord」を皮切りに、リズム隊がヘビーなグルーヴで魅せる「RIP」で耽美な世界を作り出す。キリト(Vo)は「おはようございます。こんな時間ですが狂ってますね」「皆さん共通して得意なのはヘドバンでしょ? 頭を俺にくれ!」と目の前のオーディエンスを煽り、「Script error」では腰をくねらせながら歌い上げ会場に熱狂の渦を巻き起こした。

礼儀正しく観客を煽るMCでフロアを沸かせたRoyz、熱く激しいTHE SLUT BANKSのライブのあと、SUMMIT STAGEで行われた清春のライブは、シンプルなアコースティックスタイル。ステージに現れた清春はアコースティックギターをかき鳴らしてシャウトしたあと、オーディエンスに向かって「ハローハローハロー。お元気ですか?」と和やかに挨拶する。直後、SADS「忘却の空」のイントロが鳴り始めると、フロアからは驚きと喜びが入り交じった歓声が起こった。力強いストロークとボーカルで会場を圧倒したあとは「空白ノ世界」、黒夢の「アロン」、そして「LAW'S」を披露。清春の歌声と楽曲の魅力がストレートに伝わるパフォーマンスを終えると、彼は「ありがとう」と一言挨拶し、大きな拍手を浴びながらステージを降りていった。

軍服姿でのハイクオリティな演奏で観客を沸かせたDIAURA、ロシアから来日したMumiy Trollの人懐っこいパフォーマンスを経て、MUCCがSUMMIT STAGEに降り立つ。怒号のような歓声に迎えられた4人は挨拶代わりに、ミヤ(G)のオリエンタルなギターや逹瑯(Vo)のグロウルが印象的な「睡蓮」をオーディエンスにお見舞いする。さらにミヤがX JAPANへのリスペクトを込めて作ったという「KILLEЯ」では、目まぐるしい楽曲展開や華麗なギタープレイで観客を圧倒した。MCで逹瑯は3日間にわたった「VISUAL JAPAN SUMMIT」を振り返り、「うちらがこういうイベントからヴィジュアル系を戻していかないとな」とヴィジュアル系シーンを盛り上げていくことを宣言し拍手を浴びていた。なおラストナンバーの「TONIGHT」ではKen(G / L'Arc-en-Ciel)がサプライズで登場。逹瑯と体を寄せ合いながら流麗で美しいギターの音色を奏で、後輩のステージに華を添えていた。

華やかなサウンドとビジュアルで観客を盛り上げたvistlipのあと、このフェス唯一のエアーバンド、ゴールデンボンバーが登場。冒頭では彼らの最新シングル「水商売をやめてくれないか」のジャケットが映し出され、土下座をした鬼龍院翔(Vo-karu)がイントロを歌い始める。「水商売をやめて……紅だー!」と叫んで顔を上げた彼の姿は、X JAPANのToshI(Vo)の初期のコスプレ。喜矢武豊(Gita-)はPATA(G)、歌広場淳(Be-su)はTAIJI(B)、樽美酒研二(Doramu)はYOSHIKI(Dr, Piano)に扮し、X JAPANの「紅」をカバーする。最後はダンボール製のドラを叩き、全員がYOSHIKIさながらに倒れ込む演出に、フロアからは大爆笑が起こった。

鬼龍院はこのコスプレについて「どこまでふざけていいのか考えた結果、ふざけないと逆に怒られる気がしたので」と恐縮気味に語る。その後はメンバー全員が自己紹介。喜矢武は「今日は“ギターがうまい”PATAさんになりきりたいと思います」と意気込み、歌広場は「Wikipediaで“ヘドバン”で検索すると、YOSHIKIさんの次に僕の名前が出てくるんです!」とアピールする。樽美酒はコスプレに関してYOSHIKIに相談したところ、ドラムセットを貸してもらったことを明かし観客を驚かせた。その後の「抱きしめてシュヴァルツ」では喜矢武がギターソロで「うまい棒ギター」を下げて登場し、樽美酒はダンボール製のドラムセットを破壊するなどやりたい放題。ラストの「女々しくて」では大サビでドラムセットにYOSHIKI本人が登場し、オーディエンスを仰天させる。YOSHIKIはそのままドラムを叩き、曲が終わると樽美酒のお面をかぶって4人とともにXジャンプ。予想外のサプライズで観客を大いに楽しませた。

cali≠gariのときに艶美なステージのあとは、LUNA SEAのライブがスタート。SEの「月光」をバックに初日とは異なる衣装に身を包んだ5人が現れると、どよめきにも似た歓声が発生する。そしてRYUICHI(Vo)が「幕張行くぞ!」と叫ぶと、真矢(Dr)の豪快なシンバルを口火に「ROSIER」が奏でられた。SUGIZO(G, Violin)、INORAN(G)、J(B)は笑顔でステージの左右に散り、RYUICHIは美しく哀切をたたえた声で「DESIRE」「END OF SORROW」といったヒット曲を歌い上げていく。RYUICHIは「今日は『「VISUAL JAPAN SUMMIT』最終日、そしてそれにふさわしく満月です」とうれしそうに語り、「これがLUNA SEAっていうライブを思いっきり楽しんでください」と観客に呼びかけた。火炎が上がる中でプレイされた「Sweetest Coma Again」、INORANが奏でるギターが壮大な世界を描く「gravity」などタイプの異なる曲を惜しみなく届けた5人。息の合ったプレイも大いに観客を魅了し、「SHINE」ではINORANとJが顔を寄せ合い力強いハーモニーで、RYUICHIの歌声をバックアップしていた。約1時間にわたるライブを「WISH」で締めくくったあと、5人は充実した表情を浮かべる。INORANは「最高の満月の夜だ!」とうれしそうに叫び、SUGIZOは観客に感謝を捧げるように長い間お辞儀をしていた。

ド派手な和装とパフォーマンスで観客を異空間へと導いた己龍のライブが終わると、いよいよX JAPANのライブが始まる。3日連続のステージとなった彼らは「JADE」「Rusty Nail」などを連発し、オーディエンスのテンションは急上昇。MCではToshlが「いよいよ『VISUAL JAPAN SUMMIT』も最終日を迎え……」と話すと、YOSHIKIが「DAHLIA」をピアノで奏でる。Toshlが思わず振り返ると、YOSHIKIは「どうぞ。これBGMだから(笑)」と返すが、Toshlはそのままピアノに合わせて歌い、会場を沸かせた。その後もYOSHIKIは「Unfinished」「Say anything」を弾き、そのたびにToshlがワンフレーズ歌ってファンを喜ばせる。Toshlが「BGM、なくていいから!(笑)」と突っ込むと、YOSHIKIは「つい手が出ちゃうんだよね(笑)」と笑顔を浮かべていた。

映画「We are X」主題歌の「La Venus」を披露したあとは、YOSHIKIが「X JAPANはこれからも攻撃あるのみです。今まで本当にいろいろあって、HIDEの死、TAIJIの死……Toshlもいろいろあったけど……」と語るが、ここでフロアからはざわめきと笑い声が起こる。そんな様子をYOSHIKIは「Toshlの『いろいろ』は笑いの対象なの?(笑)」と茶化し、Toshlは「笑ってくれてうれしいよ。ただいまー!」とファンに呼びかけ、大きな拍手を浴びていた。

Toshlの絶唱が響いた「Art of life」でX JAPANのライブが締めくくられると、3日間のエンディングを飾る無敵バンドが登場する。最初にステージに姿を現したのは、この日はバンドとしての出演はなかったTERU(GLAY)。彼は出演者を代表して、参加者や出演バンド、スタッフに感謝を述べる。その後はRYUICHIやToshl、さらにこの日の出演者やGLAYのメンバー全員も登場。ドラマーを務める真矢はYOSHIKIのドラムセットに座り、観客からは大歓声が起こった。

最後にYOSHIKIがTAIJIのベースとともに登場し、Sex Pistolsの「Anarchy in the U.K.」と「God Save the Queen」を全員で演奏。YOSHIKIは「みんなの力を借りて『VISUAL JAPAN SUMMIT』ができました。本当にありがとう!」と挨拶し、出演者やオーディエンスとの記念撮影を楽しんでいた。

なお、WOWOWの「VISUAL JAPAN SUMMIT 2016」特設ページではライブの動画を公開中。ゴールデンボンバーとYOSHIKIのコラボレーションの様子も楽しめる。

(写真提供:VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten)

最終更新:10/17(月) 14:26

音楽ナタリー

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