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【秋華賞】GI初制覇ヴィブロスは偉大な姉ヴィルシーナを超えられるか

東スポWeb 10/17(月) 21:31配信

 16日、京都競馬場で行われたGI第21回秋華賞(芝内2000メートル)を制したのは福永騎乗の3番人気ヴィブロス(友道)。夏の中京開催で500万下を勝ち上がった同馬が桜花賞、オークスで好走してきた実績馬を抑え、GIのビッグタイトルを獲得した。勝因はどこにあったのか。牝馬3冠最終戦を改めて検証する。

 前が飛ばすことで向正面では馬群が一旦、前と後ろで2つに割れた。その時、後続馬群の先頭にいたのがヴィブロスだった。

「内に入れようとは思っていなかったし、理想的なポジションが取れた。道中はリズム良く運べたし、これで負けたら仕方がないと思っていた」と福永。よどみのない流れの後ろにビッシュがいることは認識していたそうだが、脚質転換によって磨き上げてきた末脚に鞍上は全幅の信頼を寄せていた。勝負どころで全体がペースアップしていく中、4コーナーから一気に進出。押し切りにかかる好位勢を外から一完歩ごとに追い詰めた。

「GIの厳しい流れでさすがにこの馬も消耗していました。前走(紫苑S=2着)時のような加速感はなかったですね。それに、思っていたより2着馬(パールコード)もしぶとかった。ゴールを過ぎるまでは分からなかった」と福永。

 ゴール前の脚勢は同馬が一番目立っていたものの、結果として4着ジュエラーまでが0秒2差内の接戦。それでも混戦を断つように、青毛の馬体は真っ先にゴールに飛び込んだ。

「ヴィルシーナにはデビュー直後と晩年に乗せてもらいましたが、姉とはタイプが違います。でも、いい瞬発力を持っていますね」と福永。その全姉ヴィルシーナは同期にジェンティルドンナがいたことで牝馬3冠レースはすべて2着だった。オークスでは5馬身差の完敗だったものの、秋華賞はハナ差の惜敗。陣営にとって、この血統で挑む秋華賞には格別の思いがあったことは容易にうかがえる。

「姉の時の秋華賞は勝った、と思ったくらいだったから、とにかく悔しかった。今日はようやくリベンジができた」と友道調教師は晴れ晴れとした表情を見せた。

 注目の次走について、トレーナーは「現時点では未定」と言葉を濁した。小柄な牝馬だけに夏場から3戦したダメージもあるだろう。GIエリザベス女王杯(11月13日=京都芝外2200メートル)を使うかは状態を見て決定される。

 姉がハナ差で逃したレースを制し、ひとつの姉超えを果たしたヴィブロス。これからは競走生活を通して偉大な姉を超えられるのか、という戦いが本格的に始まる。

最終更新:10/17(月) 21:38

東スポWeb

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