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パワハラで法人と上司提訴 千葉県中小企業団体中央会職員2人

千葉日報オンライン 10/17(月) 11:40配信

 「クビにするぞこの野郎」「事業説明ができないなら降格するぞ」などの上司の言動はパワーハラスメントに当たるとして、千葉県中小企業団体中央会(千葉市中央区)の男性職員2人が14日、同法人と言動を繰り返した60代の男性役員を相手取り、総額約600万円の損害賠償を求める訴えを、千葉地裁に起こした。

 訴状によると、男性役員は2人が勤務した1992・94年当初から人格を侵害する言動が常態化していたが、今年3月ごろからし烈化。10月にかけて、「クビにするぞこの野郎。頭カチ割ってやろうか、貴様。懲戒解雇だ。使ってもらっているだけでもありがたく思え」「アルバイトでもできる仕事なんだよ」「お前ら2人合わせて1人で十分だよ。このバカ」などと、1対1や第三者の面前、大勢の職員の前などで人格そのものを否定する発言を繰り返した。

 部下に対する業務改善の指示やミスに対する叱責(しっせき)、是正のための教育は欠かせないが、男性役員の一連の言動はほとんどが業務との関連性がなく必要性もないなどと主張している。

 県庁で会見した男性(54)は「中小企業を支援する公的団体で、他の模範とならないといけない。実情を知ってもらい、再発防止の取り組みに向かって訴え掛けていきたい」。うつ病と診断されたという男性(48)は「これを機に職場が良い環境になってほしい」と話した。

 同法人は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 中小企業団体中央会は、中小企業等協同組合法に基づき各都道府県に設置され、中小企業組合を会員として設立された公益性の高い特別法人。

最終更新:10/17(月) 11:40

千葉日報オンライン