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諜報機関のためにメールをスキャンするツールを米Yahoo!が極秘に構築

THE ZERO/ONE 10/17(月) 11:59配信

10億以上のアカウントを危険に晒したYahoo! の大規模なデータ漏洩事件について、ユーザーたちは現在も論じている最中だが、同社に関する「もう一つの衝撃的なニュース」が世界を駆け巡った。

米Yahoo! は米国の諜報機関の要求に応じて、あなたの個人データを譲渡したかもしれない。

ロイターの報道によれば、Yahoo! は「米国諜報機関の当局者に提供された特定の情報」を、こっそりと全ユーザーのメールからスキャンするようプログラムされたカスタムソフトフェアを構築した、と伝えられている。

このツールは、NSA(またはFBI)の強い要請で「何億ものYahoo! アカウントをスキャンすることを命じる秘密の裁判所命令」が下されたのち、それを遵守したYahoo!が2015年に開発したものだと報告されている。そのレポートは、本件に精通している3人の別々の関係者による言葉を引用したものとなっている。

一部の専門家によれば、「このような大規模なスパイ機関の要求に対して、米国のインターネット企業が『すべての受信メールを検索する』『保存されたメールを調査する』あるいは『少数のアカウントをリアルタイムでスキャンする』という行動で合意を示したのは、これが初めてのことだ」という。
このツールは、Yahoo! アカウントのメールから「特定の文字列」を探し出し、また「それら(のメール)を遠隔検索できるように格納」するよう設計されていたが、そのスパイ機関が何を検索しようとしていたのかは特定されていない。

2008年、NSAに反発したYahoo! が、諜報プログラム『PRISM』への参加を拒否したことを暴いた別の法定文書についても、我々は2014年に報告している。Yahoo! は米国政府から「一日あたり25万ドルの罰金」の脅しを受けるまで、その参加を拒否した。

しかし、その米国の諜報機関は2015年に再び、裁判所命令とともに同社に接触していた。その裁判所命令は「機密指令(classified directive)」という形式で、Yahoo! の法務チームに送られた。

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最終更新:10/17(月) 11:59

THE ZERO/ONE