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家具からオフィス空間を彩る

ニュースイッチ 10/17(月) 8:22配信

岡村製作所の細谷 ららさん、新設部門でコンセプトから提案

 オフィス空間のCMF(色、素材、仕上げ)提案を行っている、岡村製作所の細谷ららさん(30)。空間全体のコンセプトを決め、その流れに沿って机や棚などの製品をデザインすることで、より使う人の要望に沿ったオフィスを提案。デザイナーとの打ち合わせだけでなく、工場にも足を運び現場の職人と意見を交わす。1年前に新設された部署で社内調整に苦労することもあるが、「最近は期待されていると感じる」と笑顔を見せる。

「日本の生地や素材の良さも伝えたい」

 「オフィスは不特定多数が使うので、従来は画一的なデザインが基本でした。でも今は『オフィスであっても自分らしくありたい』と考える人が増えています。ニーズが多様化する中で、CMFが大きな役割を担ってくると提案した結果、CMF推進室が新設されました。家具業界では当社が初めてです」

 「オフィス空間のトレンドをリサーチし、現場の声も取り入れて製品全体のコンセプトを作るのが主な仕事。アットホームで明るい空間もあれば、シックで上品な空間も。それに合った色や素材感などを組み合わせ、全体をデザインしていきます」

 「最近では健康のために立って仕事をする企業が増えているので、高さを変えられるデスクが人気です。製品を通して、日本のモノづくりだからこそ実現できる生地や素材の良さも伝えていきたいです」

 「母がプロダクトデザイナーをしていた関係で、子どもの頃から造形が好きでした。筑波大学ではプロダクトデザインを専攻、家電メーカーへの就職を考えていたのですが、病院の家具を作る授業を通じ、公共空間の家具作りに興味を持ちました」

 「家でも自作の家具を使っています。キッチンの戸棚の取っ手が気に入らないので、3Dプリンターで造形しようと計画中です。趣味は山登り。自然の中で五感を研ぎ澄ませ、リフレッシュしています」
(連載「リケジョ小町」)

最終更新:10/17(月) 8:26

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