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疑似的に異文化交流? 東京工芸大がカルチャーショック与えるオンラインゲーム

日刊工業新聞電子版 10/17(月) 12:15配信

キャラクターを介して会話

 東京工芸大学工学部の片上大輔准教授は、会話の受け止められ方がそれぞれ異なるなど、カルチャーショックを与えるオンラインゲームを開発した。会話の最初に怒りの表現を挟むなど、それぞれのルールが与えられた状態で参加者同士が会話する。ルールを知らされていない被験者は、強い違和感や憤りを感じる。疑似的に海外との異文化交流を体験でき、若年層向けの教育ツール用などとして開発を進める。

 既存の異文化体験ゲームでは参加者同士の会話を禁じた状態で、各参加者ごとに違うルールを与えて対立させるなど、コミュニケーションを制限して憤りを解消できないようにしていた。

 開発したゲームは会話は自由にできるため、コミュニケーション自体は阻害しない。参加者はパソコン越しにキャラクターを操作して会話する。「ペット」や「好きな食べ物」、「女性の好み」などのテーマが与えられ、被験者以外には話の節目に、「その話を聞きたくない」といったしぐさをするなどのルールが与えられる。

 キャラクターを介するためしぐさを標準化でき、被験者への負荷を調節できる。その結果、既存のゲームと同等のショックを与えられること確認した。

最終更新:10/17(月) 12:15

日刊工業新聞電子版