ここから本文です

「1票の格差」訴訟、北陸3県も違憲状態 7月参院選、名古屋高裁金沢支部

福井新聞ONLINE 10/17(月) 15:31配信

 「1票の格差」が最大3・08倍で実施された7月の参院選は選挙権の平等に反し違憲だとして、福井、石川、富山の3選挙区の有権者が選挙無効(やり直し)を求めた訴訟の判決言い渡しが17日、名古屋高裁金沢支部であった。内藤正之裁判長は「投票価値の著しい不平等状態を解消するに足りない」として違憲状態との判断を示した。無効請求は棄却した。原告側は即日上告した。

 二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に一斉提訴した一連の訴訟で2番目の判決。14日の広島高裁岡山支部は、初導入された合区による格差是正策について「違憲の問題が生じる程度の著しい不平等状態が残っている」として違憲状態の判断を示した。一方、国会の取り組みには一定の評価を示し、無効請求は棄却した。

 原告側によると、議員1人当たりの有権者数が最も少ない福井県選挙区と比べると、石川選挙区は1・46倍、富山選挙区は1・38倍の格差があった。訴訟では「都道府県に固執する選挙区割りにする必要は全くない。3倍超の格差は大きい」と選挙無効判決を求めていた。

 前回の2013年参院選の最大格差は4・77倍。7月の参院選は「鳥取・島根」「徳島・高知」を合区として実施した結果、議員1人当たりの有権者数が最も少ない福井県選挙区と、最多の埼玉選挙区との間で生じた格差は3・08倍だった。

最終更新:10/18(火) 10:27

福井新聞ONLINE