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救援転向当時のキーマンが語るG守護神復活の鍵「1年目の澤村に戻ってほしい」

Full-Count 10/17(月) 10:51配信

初のセーブ王に輝くも終盤&CSで安定感欠いた澤村、川口和久氏が語る復活の鍵

 レギュラーシーズンを2位で終え、10年連続でクライマックスシリーズ(CS)に出場した巨人。だが、ファーストステージで3位・DeNAに1勝2敗で敗れ、今季を終えた。シーズン後半からCSにかけて調子を落としていたのが、守護神・澤村拓一だ。今季は37セーブを挙げてセーブ王に輝く一方で、13試合に登板した8月は1勝2敗で防御率4.26、9月は11試合に登板して2勝1敗、防御率5.40と安定感に欠いた。

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 不安定な投球はCSが始まってからも続く。第1戦、1点を追う9回にマウンドに上がるとロペスのソロ弾などで2失点。第3戦には同点で迎えた延長10回に登場し、その回は無失点に抑えたものの、続投した11回に先頭・倉本の打球を右足に当てて負傷降板。内野安打で出塁した倉本がその後、決勝ホームを踏んで敗戦投手となった。1点差で勝利した第2戦は、高橋由伸監督が澤村の起用を“回避”し、マシソンに2イニングを投げさせたことも話題になった。

 守護神として、絶対的なピッチングを披露できずに今季を終えた澤村が、来季復活するためのカギは何なのか――。2011~14年まで巨人の投手コーチを務め、リーグ3連覇に貢献した川口和久氏は「原点回帰」が必要だ、と語る。

「彼の生い立ちを振り返ると、高校時代は130キロ台のボールしか投げていないんですよ。それから筋力トレーニングをして150キロが出るようになった。筋肉をバンバンつけているんですね。でも、僕はそういう時代は終わったと思うんです。今度はいい筋肉状態を維持しながら、肩の可動域を考えたトレーニングをしてほしいなと」

澤村の救援転向を考えた理由は…

 今シーズン後半に見せた不安定な投球内容の原因の一つは、「ピッチングフォームが不安定だったから」だという。肩の可動域が狭くなっているためフォームが定まらず、小手先のピッチングになりがちになってしまう。

「今季は今までで一番不安定だったと思いますね。見ていて、悪い澤村がいつも顔を覗かせていたんで、ハラハラドキドキしていた。澤村という投手は、いいものと悪いものがイニングごとに顔を出すので、なかなか先発は難しい。そこで僕が投手コーチだった頃、原監督(当時)と話して、やっぱり抑えにしようという話になった。その当時は西村健太朗がいてセーブ王も取りましたけど、彼も使いどころが難しいピッチャーだったんで9回を任せた経緯があるんです」

 使いどころの難しい投手に9回を任せて大丈夫なのか――。ここで登場するのが、川口氏の説く「8回最強論」だ。

「8回に最強のピッチャーを持ってきてピシッと抑えると、相手打線は戦意を喪失する。そこで多少不安定なピッチャーを9回に持ってきても、フラフラしながらもアウトを1つずつ重ねて終わる、と。当時は、マシソンと山口が絶対的なリリーバーだった。先発が6回まで投げれば、7回に山口、8回にマシソンがしっかり抑えてくれる。そこで9回に西村を投入。そういう流れを作って3連覇したんですよ。澤村も西村と同じように使えれば、と思ってリリーフに転向させたんです」

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最終更新:10/17(月) 12:31

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