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高校生の留学事情 国公私立別での意識の差も

ベネッセ 教育情報サイト 10/17(月) 17:03配信

グローバル化が加速する中、「内向き」と言われていた若者に変化が起こりつつある。減少・横ばい傾向だった高校生の海外留学が増加に転じたことが、文部科学省の調査でわかった。一方で国公私立別にみると、留学への関心に差もあるという。ベネッセ教育情報サイトが、高校生の留学事情について、教育ジャーナリストの斎藤剛史氏に聞いた。



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文科省の「高等学校等における国際交流等の状況調査」によると、2013(平成25)年度に海外留学(3か月以上)した生徒がいる高校は1,879校(国立29校、公立871校、私立979校)で、留学した生徒数は3,897人(国立51人、公立1,104人、私立2,742人)となりました。



同調査は2年に1度実施され、最近では2004(平成16)年度の4,441人をピークに、2006(平成18)年度3,954人、2008(平成20)年度3,208人と2年連続で減少し、2011(平成23)年度も3,257人とほぼ横ばい。2013(平成25)年度は前回比640人増の3,897人となり、大幅に増えました。2013(平成25)年度の留学先を見ると、1位はアメリカで1,156人、以下、ニュージーランド847人、カナダ642人、オーストラリア454人、イギリス170人、ドイツ109人、フランス64人、イタリア36人、中国29人、メキシコ25人がトップ10となっています。



一方、高校生全体の意識を見ると、「留学したい」が44%、「留学したいと思わない」が56%で、依然として留学に関心のない層が多いようです。国公私立別に見ると、「留学したい」生徒の割合は、国立70%、公立41%、私立51%で、国立と私立では「留学したい」という生徒のほうが上回っています。留学したいと思わない生徒にその理由(複数回答)を尋ねたところ、「言葉の壁」が54%(国立49%、公立55%、私立50%)、「経済的に厳しい」が37%(各28%、38%、35%)などとなっています。国私立高校に比べ、公立高校では、語学力に不安があったり、経済的負担を懸念したりする生徒が多いようです。望む者が海外留学できるよう、公的支援策の充実が求められます。



出典:高校生の海外留学が増加傾向に 国私立と公立で意識の違いも -ベネッセ教育情報サイト

ベネッセ 教育情報サイト

最終更新:10/17(月) 17:03

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