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高橋みなみ 平野啓一郎の恋愛観に「恋愛師匠と呼びたい」

TOKYO FM+ 10/17(月) 20:01配信

高橋みなみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組の10月17日の生放送に、芥川賞作家の平野啓一郎さんが出演。今年、大人の恋愛をテーマにした小説「マチネの終わりに」を発売した平野さんに、分人主義的恋愛観について話をうかがいました。

そもそも“分人”とは何か。それは平野さんが提唱している考え方で、個人が接する人や場所ごとに持つ複数の人格のこと。平野さんも地元の友人と出版社の人、そして家族など、相手によって別の分人を持っているそうです。分人主義とはそういった分人の存在を肯定していこうという考え方のことなのだとか。

今回、人を好きになることについて考え直したという平野さん。「人を愛するってことは誰かのことを好きになるってことなんですが、分人主義的に考えると『その人といるときの自分が好き』っていう感情が重要。その人といるときだけすごく笑顔になれるとか、リラックスできるとか。『相手も大事だけど、相手といるときの自分が好き』という気持ちがないと続かないんじゃないかな」と語る平野さんに、たかみなは「居心地の良さが大事なんですね。愛の継続って深い話ですね~」と納得していた様子でした。

また、リスナーからの「恋に恋しているときと本当に恋しているとき、見分け方はありますか?」という質問に対したかみなは、「この気持ち私もわかります(笑)。実際本当に愛しているか、わかんなくなってきますよね」とリスナーの質問に激しく同意。平野さんは「こういう風なことをしたい、という恋愛の型みたいなのがあって、それを踏まえなきゃいけないと思っているなら恋に恋している感じがしますね。その通りに相手がリアクションしてくれないともどかしかったりとか。それよりも実際に具体的な相手と向かい合ってやりとりしているときは、その人との関係が良いなと思ってるんじゃないかな。相手も個性のある人間だから、なかなかイメージ通りにならないときもあると思う」とコメント。この答えにたかみなは「ゲームみたいにこうしたらこれが返ってくるってこともなかなかないですよね。平野先生のことを恋愛師匠と呼びたくなりました」と笑顔で話していました。

分人主義についてもっと知りたい方は、平野さんの講談社現代新書「私とは何か――『個人』から『分人』へ」を読んでみてください。


(TOKYO FMの番組「高橋みなみの『これから、何する?』」2016年10月17日放送より)

最終更新:10/17(月) 20:01

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