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潘基文総長、在米韓国人の行事で「上善若水」を改めて言及した意図は

ハンギョレ新聞 10/17(月) 8:08配信

「最高の善は水のようなもの」座右の銘再び取り出し 「消極的で安定志向的」という批判に対する弁護のためか 「来年1月中旬に帰国する予定」再確認も

 潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が退任を2カ月後後に控え、在米韓国人の行事で自分の座右の銘である「上善は水の若し(上善若水)」について言及し、その背景に関心が集まっている。また潘総長は来年1月中旬に韓国に帰国することを再確認した。

 潘総長は14日(現地時間)夜、ワシントンの「ロナルド・レーガンビル」で開かれた全米韓人委員会(CKA)主催の「全米韓人リーダーシップ・コンファレンス」での演説で、昨年のオバマ大統領の誕生日に「上善若水」と揮毫した書を贈呈したことを指摘した。老子の「道徳経」に書かれた上善若水について潘総長は「最高の善は水のようなものである」という意味だとし、「私の座右の銘の一つ」だと明らかにした。

 潘総長はさらに、「水は知恵と柔軟さ、柔らかい力を象徴する。水は生命であり、平和、そして人間の尊厳」だとし、「国連を率いながら、こうした徳目を適用しようと努力した」と強調した。

 潘総長は昨年末、ニューヨーク駐在特派員らの忘年会に参加した席でも上善若水について言及している。今回も米国で比較的影響力のある地位に上った1.5世や2世の韓人同胞約500人を前に、上善若水を取り上げた。

 潘総長の大統領選出馬に関心が集まる中、彼が「上善若水」に言及したことは、国連事務総長在職時代に「消極的で決断力に欠ける」と批判されてきた自分のリーダーシップを積極的に弁護するためのものとみられる。これまで外信は潘事務総長のリーダーシップが「安全志向的」とし、シリア内戦など深刻な国際問題に対し一歩退いていたり、ゆるい対処を行ってきたと批判してきた。

 潘総長はこの日、北朝鮮問題についても言及した。彼は「北朝鮮は国際社会の意志に反し、核実験などに関する規範を繰り返し拒否している唯一の国」だとし、「(北朝鮮が)核および弾道ミサイルの力量を追求するのは無責任なことであり、北朝鮮住民の生活を改善することもできず、安保を向上することもできない」と批判した。

 また潘総長は、先立って行われたメリーランド大学名誉博士学位授与式の演説と、在米韓人委員会での演説で、事務総長時代の自分の業績を積極的に紹介した。彼は「昨年採択されたパリ気候変化協定は低炭素の未来に導くだろう」や「国連で前任者たちよりも多くの女性を高位職に任命した」と明らかにした。「事務総長として明確な業績がない」という指摘を意識したものとみられる。

 潘総長は同日、特派員らの大統領選に関する質問には言及を避けた。ただ、帰国の時期に関しては「来年1月中旬に帰国する予定」と再確認した。

ワシントン/イヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:10/17(月) 8:08

ハンギョレ新聞

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