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DTM欠席で悲願成就! エクストロームがラリークロスで初の世界タイトル獲得

オートスポーツweb 10/17(月) 17:33配信

 週末に開催されたDTMドイツ・ツーリングカー選手権の最終戦となるホッケンハイムを、16年のキャリアで初めて欠場。代わってFIA WorldRX世界ラリークロス選手権のタイトル獲得を目指していたマティアス・エクストロームが、同週末にドイツ・エステリンクで開催された第11戦のファイナルで5位に入賞。タイトル争いを繰り広げた2年連続王者のペター・ソルベルグに30ポイントの差を付け、自身初となる世界選手権タイトルを手にした。

 日曜最後のファイナルヒートでポールポジションを獲得したのはペター。そのフロントロウにエクストロームが並び、まさに万全の状態で直接対決の舞台が整う。さらに、ペターと選手権同ポイントで並んだVWポロのヨハン・クリストファーソンが3列目でファイナル進出を決めるなど、タイトル争い天王山の1戦となった。


 注目の決勝スタートは、激しいバンプの待ち構えるグラベルの1コーナーへ、ペターがホールショットを決めたかと思われたが、2014年のラリークロス・ライト王者で今季初のファイナル進出となったケビン・エリクソンのフォード・フィエスタSTが、大外からのドリフトでまくって先頭へ。

 逆に、ポジション取りを誤ったエクストロームは最後尾6番手まで順位を下げてしまう波乱のオープニングラップとなる。



 1周目にジョーカーラップを消化して挽回を狙ったエクストロームだったが、3周目にクリストファーソンのジョーカー消化の際にポジションを上げて5番手浮上が精一杯。タイトルの行方は、2番手を走るペターが首位に浮上するかどうかに委ねられた。

 そのペターは、4周目にジョーカーラップへ飛び込むも、グラベルのヘアピン設定となるレイアウトでタイムロス。フォード・フォーカスRXのアンドレアス・バッケルドに先行を許し3番手に後退しってしまう。

 その翌周には逆パターンでポジションを取り返すも、ファイナルラップでジョーカー消化となった先頭のエリクソンにはわずかに届かず。

 2位で終えたペターは221ポイント。そして5位でフィニッシュラインを通過したエクストロームは251ポイントとなり、シリーズ最終戦を残して、自らのEKSチームが仕上げたアウディS1 EKS RXクワトロで悲願の世界王者を決めた。


「今日は僕のモータースポーツキャリアのなかでも最高の1日だ! アウディスポーツとは、長年にわたりDTMで素晴らしい時間をともにしてきたけれど、今回は本当に本当に特別な瞬間だ」と、喜びを爆発させたエクストローム。

「ちょうど3年前の2013年10月、このチームはまだ影も形もなかった。幼い頃から(ラリークロス・ドライバーだった)父のイベントを見て育ったけれど、整理されていてクリーンな環境が好きだった自分にとって、ラリークロスはあまり興味を掻き立てる対象ではなかったんだ(笑)」

「でも、3年前に地元スウェーデン戦にスポット参戦してからすべてが変わった」

「アウディの世界選手権での栄光は、近年のWEC(世界耐久選手権)でのR18 e-tronクワトロの成功が記憶に新しいけど、個人のドライバーとしては1984年にアウディS1クワトロでWRC(世界ラリー選手権)王者になったスティグ・ブロンクビスト以来の快挙だ」

「自分のS1 EKS RXクワトロで、その栄光の歴史に新たな章を加えられたことを、心から誇りに思うよ」


[オートスポーツweb ]

最終更新:10/17(月) 17:33

オートスポーツweb