ここから本文です

英国が7年ぶり脱落、企業が選ぶ投資先トップ5カ国から-EY調査

Bloomberg 10/17(月) 12:11配信

企業が投資先に選ぶ国・地域トップ5から英国が7年ぶりに脱落した。欧州連合(EU)離脱の選択が国境を越える投資案件を複雑にしていることが、アーンスト・ アンド・ヤング(EY)が発表した幹部調査の結果で明らかになった。

EYが17日発表した「グローバル・キャピタル・コンフィデンス・バロメーター」のリポートによると、トップ5は米国と中国、ドイツ、カナダ、フランス。リポートの内容は、8、9月に45カ国の企業幹部1700人余りを対象に調査した結果に基づく。

産業界のリーダーは、国家主義的色彩の強い政府が世界各地で台頭するといった地政学的問題や国境をまたぐ企業の合併・買収(M&A)を困難にする通貨変動についての懸念を示したとEYは説明。6月にあった英国民投票以外にも、米国の金利をめぐる不透明感や多くの国で予定される選挙がリスク要因として指摘されたと付け加えた。

EYで企業取引助言サービスを担当するグローバル副会長のスティーブ・クルスコス氏は「英EU離脱は越境投資の複雑性につながる地政学的変化の高まりの顕著な例だ」とし、「長期的に英国はM&Aを選択する投資先としてトップに舞い戻ってくると思うが、短期的には投資家に立ち止まって考えさせる不透明感を与えている」と述べた。

ブルームバーグ集計データによると、今年これまでに英企業を巻き込むM&Aは発表ベースで約2080億ドル(約21兆7000億円)と、1年前の水準を55%下回っている。7月にはソフトバンクグループが英半導体設計会社ARMホールディングスの買収で合意した。

原題:U.K. Falls Out of Top Five Investment Sites Post Brexit, EY Says(抜粋)

Manuel Baigorri

最終更新:10/17(月) 12:11

Bloomberg

なぜ今? 首相主導の働き方改革