ここから本文です

JALカーゴ、フォークリフト日本一は誰? 羽田で第2回大会

Aviation Wire 10/18(火) 12:05配信

 日本航空(JAL/JL、9201)の貨物事業部門のJAL CARGO(JALカーゴ)は10月17日、航空機に貨物を搭載するフォークリフトを扱う技術を競う大会「第2回JAL CARGO日本地区フォークリフト大会」を羽田空港内の格納庫で開いた。団体戦は羽田国内線、個人戦は中部(セントレア)が優勝した。

 JAL便が就航する国内空港での荷役業務の安全向上や、他空港との交流やノウハウを学ぶ場として、2015年からスタート。2回目となる今回は、27空港から55人が出場した。

 競技は個人戦と団体戦の2種目。個人戦は一定時間内にフォークリフトでコースを周回し、団体戦はコンテナからコンテナへ貨物の積み換えを行い、時間内に正確で安全な作業が求められた。

 個人戦の制限時間は8分で、スタート時の安全確認、走行時の安全性、貨物のすくい上げなどが審査された。競技用の貨物の中にはゴルフボールが6つ置かれ、多くの参加者はボールを一つも落とさずに貨物を移送していた。

 団体戦は各空港2人1組で出場。制限時間は同じく8分で、フォークリフト周辺の安全確認や走行状態、コンテナからの貨物の取り下ろし、空になったコンテナ内の残留物確認などが審査項目となった。貨物の取り下ろしでは、競技用貨物の上部に作業のバランスを確認するため、バスケットボールが置かれた。ボールを落とすと失格となり、会場を訪れた人からは「厳しいなぁ」という声が聞かれた。

 接戦の結果、団体戦は羽田国内線を担当する武田拓也さんと蓑田真さんのペア(JALグランドサービス)が優勝。2位は那覇の中山武年さんと平田明樹さん(JALスカイエアポート沖縄)、3位は中部の木村匡良さんと吉本敬宏さん(中部スカイサポート)となった。

 個人戦は、中部空港の吉本さんが優勝。2位は成田の鎌形明寿さん(JALカーゴハンドリング)、3位は伊丹の澤本智行さん(JALグランドサービス大阪)だった。また、特別賞となる役員賞が、広島の片山真一さんと西田智博さんのチーム(広電エアサポート)に贈られた。残留確認で、搭載前にも残留物がないかを確認したことが高く評価された。

 JALカーゴによると、大会を始めた最大の目的は、技術を競い合うことよりも、他空港とのコミュニケーションを取る場の確保だったという。

 航空貨物も旅客と同様、到着地点への申し送りや問い合わせ対応など、日ごろから空港間のやり取りが多い。このため、日ごろやり取りする相手がどのような人で、どのような作業をしているのかや、他空港ではどういった運用を行っているかを学ぶ場として、フォークリフト大会を企画したという。

Tadayuki YOSHIKAWA

最終更新:10/18(火) 13:07

Aviation Wire