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【国内メジャー初V】松山英樹 強さの原点は「釣り」

東スポWeb 10/18(火) 6:00配信

 男子ゴルフの国内メジャー「日本オープン」最終日(16日、埼玉・狭山GC=パー70)、単独首位からスタートの松山英樹(24=LEXUS)が69とスコアを伸ばし、通算5アンダーで初の国内メジャー制覇を果たした。難コースにトッププロたちが苦戦する中、2位に3打差をつける圧勝劇。米ツアーを主戦場とする松山が、今季初参戦となった日本ツアーでレベルの違いを見せつけた格好だが、その強さの“秘密”に迫った。

 65をマークし、一気に首位に立った3日目とは違って、最終日の松山は「ティーショットが全然フェアウエーに行かなかった」と苦しいラウンドが続いた。それでも16番パー3で10メートルのバーディーパットを沈めるなど、要所で勝負強さを発揮し、最後まで首位の座を明け渡すことなく逃げ切った。
 2月に米ツアー2勝目を挙げての凱旋試合。最終日は1万4417人、4日間で4万人を超えたギャラリーの期待は大本命・松山に集中。そんな重圧を受け止めて快勝したわけだが“ここ一番”での強さは大学時代に磨かれたものだ。

 東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督(54)からは団体戦で常にエースとしての働きを厳命され、精神力を鍛えられた。今大会では松山が後輩の比嘉一貴(21=東北福祉大3年)にローアマ獲得を指令した。本気か冗談か「監督と松山さんから『取れなかったら坊主な』と言われました」という比嘉は実際にローアマを獲得し、安堵の表情。自らも同じように重圧を克服し、成長してきたからこそ、後輩にもプレッシャーを与えた。

 技術面で大きかったのはアプローチ。深いラフに多くの選手が苦しんだが「2打目のラフは厳しいけど、グリーン周りは楽に感じた。海外での経験が生きたと思いますね」(松山)。グリーンを外しても簡単にボギーを叩かなかったが、世界トップで通用するテクニックを支えているのは“考える力”にあった。

 元トップアマでもある松山の父・幹男さん(62)は現在、多数のジュニア選手を指導する。わが子については多くを語らないものの、選手育成については「うちに来てもすぐにゴルフはさせない。最初は釣り。何もないところからどうやって魚を釣るか、考えることが大事」と、独自の指導法を明かした。

「何も考えずに練習場でボールを打っても意味がないんよ。釣りもゴルフも自然との闘い。共通点もあるしね」。松山も幼いころから釣りに親しみ現在も趣味の一つ。トッププロとしては珍しく特定のコーチにつかず、自ら考えて技術を高めるスタイルの原点は釣りにあるといえるだろう。

 国内メジャー初制覇にも「ここを目標にはしていない。通過点だと思っている」と話した松山は新シーズンが開幕した米ツアー「CIMBクラシック」(20日~、マレーシア)、世界選手権シリーズ「HSBC選手権」(27日~、中国)に出場。石川遼(25=CASIO)とのコンビで「ゴルフW杯」(11月24日~、オーストラリア)に参戦する。また阿部監督によれば、国内ツアー「VISA太平洋マスターズ」(11月10日~)出場も検討しているという。

 松山は今後に向け「優勝したけど、内容は良くなかった。それでも、3日目のプレーでちょっと希望は見えている」。最大目標は海外メジャー制覇。釣りで養った“考える力”を武器にさらなる高みを目指す。

最終更新:10/18(火) 6:00

東スポWeb

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