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揖保乃糸にパスタ? 実は中華麺も販売 手延べ製法で細め、歯ごたえ独特 そうめんだけじゃない理由を聞く

withnews 10/19(水) 7:00配信

 そうめんといえば「揖保乃糸」を思い浮かべる人も多いと思います。兵庫県手延素麺協同組合の登録商標で、組合員である約440軒の生産者たちが手延べ製法で作っています。夏が終わり、食べる機会は減りつつありますが、年間を通して食べられる「パスタ」や「中華麺」が販売されているのを知っていますか? なぜ揖保乃糸にそうめん以外が存在するのか? 組合に話を聞きました。

【拡大画像】これが揖保乃糸のパスタ&中華麺。これらを使った「しょうゆラーメン」「冷製パスタ」も紹介

他社と比べて麺は細め

 600年以上の歴史があるとされる播州(兵庫県南西部)のそうめん。1887年に兵庫県手延素麺協同組合の前身となる組織が結成され、1906年に「揖保乃糸」が商標登録されました。揖保乃糸は手延べそうめんでは全国一の生産量を誇ります。

 そんな揖保乃糸ですが、作っているのはそうめんだけではありません。2006年に中華麺を、2014年にはパスタの販売を始めています。

 いずれも、他社の製品と比べて麺は細めです。ゆで時間が短いことや、スープやソースが絡みやすく、ツルツル・モチモチとした歯ごたえが特徴です。

 「それぞれ小麦粉などに違いはありますが、そうめんと同じ手延べ製法で作るため、独自の食感が楽しめるんです」と組合の広報担当者は話します。

作った理由は

 なぜ、揖保乃糸がそうめん以外を作ることになったのか?

 「いろいろな理由があります。そうめんが売れる時期が夏場に集中すること。お客様の好みが多様化していること。そして、約440軒の生産者の技術向上のためでもあります」

 中華麺は今年に入ってテレビで紹介され、「高級料理店のシメに出てくる麺みたい」などと話題になり、注文が殺到したこともありました。

 とはいえ、生産量はそうめんと比べると1%にも満たないため、全国どこでも購入できるわけではありません。兵庫県たつの市にある「揖保乃糸資料館 そうめんの里」の売店や、一部の通信販売などで買うことができます。

 広報担当者は「コシの強さやなめらかさは何にでも合います。まずはシンプルに、中華麺であれば冷やし中華やしょうゆラーメン、パスタはオリーブオイルで試していただきたいです」と話します。

最終更新:10/19(水) 7:00

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