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IBMらIT大手9社、データセンターサーバの性能を最大10倍に高めるオープン規格「OpenCAPI」を発表

@IT 10/18(火) 14:23配信

 米IBMは2016年10月14日(米国時間)、データセンターサーバの性能を最大10倍に高めるとするオープンなコネクター規格「OpenCAPI(Open Coherent Accelerator Processor Interface)」を発表。IT大手の米AMD、米Dell EMC、米グーグル、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)、米/イスラエル メラノックス、米マイクロン、米NVIDIA、米ザイリンクスと共に、OpenCAPIの普及を推進する業界団体「OpenCAPI Consortium」を結成した。

 OpenCAPIは、データセンターサーバ向けのオープンなインタフェース規格だ。企業やクラウドのデータセンターにおけるビッグデータ、機械学習、分析などの新しいワークロードの実行速度を向上を目的としている。メモリ、アクセラレータ、ネットワーク、ストレージなどをサーバ内で緊密に機能連携させるための、オープンで高速な経路を提供する。

 具体的には、コンピューティングパワーをデータの近くに置き、従来のシステムアーキテクチャの非効率を解消してシステムのボトルネックをなくす「データ中心型」のサーバ設計アプローチを採用。これによって、高パフォーマンスのアクセラレータを設計する際に生じる複雑さを最小限に抑えられるという。OpenCAPIは、広帯域、低レイテンシでオープンなインタフェースの設計における仕様の業界標準を目指しており、最大データ転送レートは、現行PCIe仕様の16Gbpsを上回る25Gbpsを実現するという。

 OpenCAPI Consortiumのメンバー企業は、オープンな開発アプローチが革新をスピードアップさせるという考え方から協力を継続し、OpenCAPI仕様の発表に至った。IBMは、OpenCAPI仕様を採用したPOWER9プロセッサ搭載サーバを2017年後半に投入、ザイリンクスはOpenCAPI対応のFPGA(Field-Programmable Gate Array)をサポートするなど、一部のメンバー企業はOpenCAPIベースの製品を投入する計画を表明している。

 OpenCAPI Consortiumは、2016年末までにOpenCAPI仕様を公開する予定。新規格に基づくサーバや関連製品は2017年後半に登場する見通しだ。

最終更新:10/18(火) 14:23

@IT

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