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BONSAI-今や輸出の“優等生” 盆栽 海外が喝采

日本農業新聞 10/18(火) 7:00配信

 高齢男性の趣味の領域だった盆栽が、今や「BONSAI」として外国から評価され、世界ブランドとなっている。全国有数の植木産地で約400年の歴史のある埼玉県川口市は「BONSAIの町」として海外のバイヤーが直接訪れ、売り上げの半分が海外向けという生産者もいる。来年4月にはさいたま市で28年ぶりの世界盆栽大会が開かれるのを前に、市内の小学校では盆栽の体験授業を実施するなど、“本家”の盛り上がりも期待する。

世界大会 弾みに ユネスコ遺産登録へ署名も

 国内で盆栽は、主に高齢者が購買の中心で市場規模は縮小傾向だが、海外の評価は高く、老若男女問わず人気を集めているという。

 川口市赤山で「喜楽園」を営んで45年の盆栽師、飯村靖史さん(75)も売り上げの半分が海外への販売で占める。2010年ごろから、年に10%ずつ増えているという。海外での人気が高まっている理由について「盆栽は自然の景観に似せて見る人を魅了する生きた完成品。海外の人にも、その魅力が伝わっているのではないか」と飯村さん。

 30アールの圃場(ほじょう)にはカエデやカリンなど大小3000鉢を超える盆栽が並び、市内有数の規模だ。樹齢100年以上が名品とされる中、300年を超える逸品もあるという。

 飯村さんはホームページやインターネット交流サイトなど海外とつながる手段は「特段ない」という。それでも口コミで評判を聞き付けた中国などアジアのバイヤーが通訳を伴って、続々と来園。一気に150万円分の盆栽を購入するケースもあるという。

 国内ではイタヤカエデやカリンなどがよく売れるが、海外向けは「真柏(しんぱく)」というヒノキの仲間のミヤマビャクシン、ゴヨウマツなどが人気だ。

 旺盛な輸出需要の一方、国内の盆栽人気も高めようと飯村さんは、国内でも盆栽人気を取り戻そうと国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に、日本の盆栽文化を登録しようと奮闘中。市内で開かれた盆栽の展示会では、文化遺産登録に向けて署名活動を展開した。

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最終更新:10/18(火) 7:00

日本農業新聞

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