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由緒ある踊り屋台全焼 祭り終え、保管中に出火 /佐倉

千葉日報オンライン 10/18(火) 10:37配信

 17日午前4時25分ごろ、千葉県佐倉市並木町で保管されていた「御神酒所(おみきしょ)」と呼ばれる木製の踊り屋台から出火しているのを近くに住む男性が見つけ、119番通報した。約25分後に鎮火されたが、御神酒所はほぼ全焼し、載せていた太鼓一式やちょうちんも焼けてしまった。御神酒所は14~16日に開かれた「佐倉の秋祭り」で引き回されたばかりだった。

 佐倉消防署や同町の住民らによると、御神酒所は祭りを終えた16日午後10時ごろ、住民らが同町の保管場所に運び、布製の幕で覆って保管。火の気はなかったといい、不審火の可能性もあるという。けが人はなかった。

 同町祭礼委員会によると、御神酒所は1933(昭和8)年に宮大工の川名部徳三郎氏が制作したといわれる由緒ある踊り屋台で、今年約140万円をかけて屋根と床を修繕。地域に長く継承されてきた文化財などを市が選定する「市民文化資産」に来年3月をめどに選定されるよう活動していたという。

 同委員会の片岡英典会長(43)は「祭りが大成功に終わったのにこんなことになってしまい、住民みんながショックを受けている」と肩を落とす。「土台部分は残ったので、上の部分を作り替えて復活させたい」と話した。

 佐倉の秋祭りは21のみこしや山車、御神酒所が町中を練り歩く毎年恒例の祭りで、市によると今年は約26万4千人が来場した。

最終更新:10/18(火) 10:37

千葉日報オンライン