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コマツが運転席のない自動運転ダンプカーを開発

ギズモード・ジャパン 10/18(火) 8:10配信

運転席がなければ、動きはより自在に、効率的に。

自動運転技術はまだ発展途上にあります。なので、それを搭載した車の多くはまだ、もしものとき切り替えられるように人間が運転できる仕組みが備えられています。でもコマツが下の動画で示している自動ダンプカーのコンセプトを見ると、人間のスペースがなくなることで、新たなメリットが生まれるんだなって思えます。

動画はこちら:https://www.youtube.com/watch?v=SNelRmmPpls

この動画の舞台は、巨大な露天掘り鉱山です。そこでは乗り物に乗らずに歩いている人もいないし、障害物もほとんどないので、人間が運転席に控えている必要もなくなります。

コマツは2008年にすでに自動運転採掘車のテストを始めていましたが、それは従来のトラックに自動運転技術を付けただけのもので、まだ運転席がありました。でも最新自動運転ダンプカー「Innovative Autonomous Haulage Vehicle(直訳:革新的自動運搬車両)」は、最初から自動運転を念頭に開発されたものです。だから運転席がないんです。

従来のダンプカー同様に荷台を傾ける方向は決まっているものの、それを除けば前も後ろもありません。四輪駆動なので、前にも後ろにも同じように進めます。通常のダンプカーであれば、積み下ろしの前後に方向転換が必要になるため、採掘現場では切り返しのためのスペースが必要になっていました。でも運転席のないダンプカーなら、切り返す必要がなく、余計なスペースを確保する必要がなくなります。

さらに運転席がないことで重量が4つの車輪に均等にかかるため、積載容量を増やせることもメリットのひとつです。つまり1回1回に積める容量が大きくなるので、その分往復する回数を減らせるんです。

発売時期は、まだ明らかになっていません。でも、ドライバーがトイレに行きたくなるたびに作業を止めなきゃいけない現状を考えると、きっと多くの鉱山会社が実用化を待っていることでしょう。

source: Komatsu via Gizmag

Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]

(福田ミホ)

最終更新:10/18(火) 8:10

ギズモード・ジャパン