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男子校生が描いた恋愛物語、CSフジで放送 「妄想も詰め込みました(笑)」

高校生新聞オンライン 10/18(火) 11:50配信

 ドラマ脚本の出来栄えを高校生が競う「ドラマ甲子園」(CS放送フジテレビ主催)で佐藤孝樹君(東京・筑波大学附属駒場高校3年)の「変身」が大賞に選ばれ、自ら監督となり1時間のドラマを完成させた。10月19日の放送を前に、ドラマに懸けた思いなどを聞いた。(中田宗孝)

内気な男子生徒の成長描く

 ドラマ鑑賞が好きで、自ら監督ができることに魅力を感じてドラマ甲子園に応募した。実は2度目の挑戦。一夜漬けの脚本を応募してしまった前回の反省から、今回は構想に3カ月を費やした。

 書き上げた「変身」は、内気な高校生が恋愛を通じて成長する青春物語。主人公の男子生徒と友人のコミカルな会話劇が光る。「普段、僕と友人が交わす、ノリの良い掛け合いも脚本に取り入れました」と明かす。

プロに囲まれ緊張

 ドラマ撮影は、夏休みに勉強と両立しながら行った。出演者との顔合わせの日は、緊張がピークに達した。「役者やスタッフらプロの方々に囲まれて戸惑いましたが、『遠慮しないで』と優しく声を掛けられて気持ちが楽になりました」

 衣装やロケ地選びも監督の仕事と知り、驚いた。主な撮影場所は自身の通う高校。佐藤君の友人らもエキストラで参加した。

演技指導に「妄想」詰め込む

 撮影現場の決定権は全て監督にあるが、責任も伴う。撮影中にトラブルがあった。役者のメーク直しをスタッフに伝え忘れて撮影を遅らせてしまったという。「監督としての責任感が足りませんでした。失敗を糧に、的確に指示を出すことはもちろん、映像のイメージを具体的に伝えようと心掛けました」

 プロの役者相手にも積極的に演技指導を試みた。「自分のイメージと違うな、と感じたせりふの言い回しだったら、妥協せずに役者に伝えて演技を変えてもらいました」。松井愛莉さんが演じた生徒の表情やしぐさは特に思い入れがある。「女性への自分の妄想を詰め込みました(笑)。かわいい最高の表情を撮影できたと思います」

完成に感動、現場に魅了

 完成したドラマを見て「感動しかなかった」と、素直な言葉を漏らした。「男子校に通う自分を主人公に投影した、等身大の恋愛物語に仕上がりました。多くの高校生に見てほしい」と話す。

 熱気あるドラマ制作の現場に魅了された佐藤君。「将来はドラマ制作に携わる仕事に就きたい」と、ドラマへの憧れが将来の目標に変わった。

「変身」
 内気な祐介(戸塚純貴)は、誰も自分を知らない高校に入学して人生を変えようともくろむ。だが、同じ中学のモテ男・響(堀井新太)も入学していた。ある日、祐介は同級生の美寿々(松井愛莉)に一目ぼれする。CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメ、10月19日午後10時30分。

高校生新聞社

最終更新:10/18(火) 11:50

高校生新聞オンライン

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