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「名称ふさわしくない」 高崎・少林山だるま市 観光協会 後援せず

上毛新聞 10/18(火) 6:00配信

 少林山達磨寺(群馬県高崎市鼻高町)が来年1月6、7の両日に開く「七草大祭だるま市」について、高崎観光協会(同市八島町)が寺に後援しないと通知していたことが17日、分かった。協会はその理由を、今年1月の七草大祭だるま市が「『だるま市』という名称にふさわしくない」と説明している。寺は「長年この名称でやってきたイベントなのに…」と戸惑っている。

 関係者によると、寺は9月中旬、協会に後援を依頼し、協会は同28日付の「後援について(非承認)」と題した文書で、寺に後援しないことを伝えた。文書は今年1月の七草大祭だるま市の事業内容が「『だるま市』という名称にはふさわしくない」と指摘し、「伝統ある『少林山七草大祭』そのものを否定するものではない」と続けている。

 市と協会は長年、寺が主催する七草大祭だるま市にスタッフを派遣したり、PRするなど支援してきた。協会は2012年から後援団体になっている。協会が方針転換したことで、寺は他団体からも従来通りの支援を受けられなくなる可能性が出てきた。

 協会は上毛新聞の取材に「今年の内容ではだるま市とは言えないのではないか、という意図だった。(人的な支援については)行わない予定だ」としている。

 寺の広瀬正史住職は「(後援申請が認められなかったことについて)戸惑っている。今後も七草大祭に合わせて境内でだるま販売を続ける予定なので、引き続きこの名称でやっていきたい」と話している。

 今年1月の七草大祭だるま市を巡っては、運営に対する考え方の相違で寺と摩擦が生じた露天商団体が参加せず、県達磨製造協同組合も不参加を決めた。市の仲介で参加した組合員の有志がだるまを販売したが、規模は例年より大幅に縮小した。

 こうした経緯を踏まえ、市と組合は来年1月1、2の両日、JR高崎駅西口の駅前通りを会場に「高崎だるま市」を開くことを決定。十数張りのだるま販売のテントが並び、地元の飲食店も出店する予定だ。

最終更新:10/18(火) 6:00

上毛新聞