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ホークス今宮が右肘手術へ「肘が吹っ飛んでもいい覚悟でやっていた」

西日本スポーツ 10/18(火) 9:42配信

 万全の状態で来季へ-。福岡ソフトバンクの今宮健太内野手(25)が今月中に右肘のクリーニング手術を受けることが17日、分かった。一般的に「ネズミ」と呼ばれる関節内の遊離体の影響で右肘痛を発症し、レギュラーシーズン最終4試合を欠場。復帰したクライマックスシリーズ(CS)ではファースト、ファイナル両ステージ(S)で遊撃手としてフル出場したが、不安解消のために手術に踏み切る。全治2~3カ月とみられ、来季開幕への支障は少ない見通しだ。

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■CSは強行出場

 痛む右肘にむち打って、戦い抜いた。不安を感じさせなかったCS7試合を無念の敗退で終え、札幌から帰路に就く今宮が明かした。「もういいや、肘が吹っ飛んでもいい、という覚悟でやっていた」。今後の治療方針については「僕の方からは何とも…」と説明を控えたものの、球団と協議の上、今月末にも手術を受けることを決断した。

 レギュラーシーズン137試合に出場した今季は9月27日に右肘痛が深刻化し、遠征中のチームから離脱した。昨オフに関節内の遊離体の存在は確認していたが、その時点で大きな支障は感じておらず、ケアをしながらプレーする方法を選択。そのまま7年目のシーズンに突入したが、遊離体が関節内に挟まれてロックされる状態も伴った今回の症状には「こんなことになるんだ」と驚いたという。

 懸命の治療を施して復帰したCSでは「腕が振れるかどうか」との不安を抱えながらも、全7試合で遊撃を守り抜き無失策。打っても25打数7安打の打率2割8分、同一年のCSでは球団最多タイの7打点を挙げて貢献。自ら「ラッキーボーイ的な感じ」と振り返った。ただ、再発のリスクを抱えた状態には変わりなく、不安を取り除くためにも手術は必然の判断だった。

 手術は切開でなく内視鏡によるもので、来年3月31日の開幕には間に合う見通しだ。近年のホークスの野手では、中村晃が2014年11月中旬に左肘関節肘頭骨棘(こっきょく)除去手術を受け、全治2カ月の見込み通り、翌年2月の春季キャンプにA組(1軍)で参加した。15年11月中旬に右肘関節の遊離体摘出手術を受けた柳田は、翌春キャンプB組(2軍)スタートながら、3番中堅で開幕スタメンに名を連ねた。今宮の全治期間も同程度とみられ、10月時点で手術となれば2人より時期が早い。

 リーグ優勝を逃し、3年連続日本一への道も絶たれた。「こういう形になって悔しい。目指すところをしっかりと自分の中に持ってやっていく」。決意を込めた今宮は1週間のチーム休日の間、まずは故郷大分に帰省するなどして静養する予定。手術を受けた後は24日から秋季練習をスタートさせるチーム本隊と別にリハビリに臨み、雪辱の来季を目指すことになる。

=2016/10/18付 西日本スポーツ=

西日本スポーツ

最終更新:10/18(火) 9:42

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