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新潟県知事選、脱原発派が勝利 原発再稼働の行方に注目が集まる

AbemaTIMES 10/18(火) 17:00配信

東京電力柏崎刈羽原発の再稼働が争点となった新潟県知事選は16日、投開票され、再稼動に慎重な立場の米山隆一氏=共産、社民、自由推薦= が、同県長岡市の前市長の森民夫氏=自民、公明推薦= に約6万票差をつけ当選した。勝利会見で米山氏は「皆様の命と暮らしを守れない現状で原発再稼動は認めることはできないとはっきりと言わせていただきます」と述べ、知事就任の決意を新たにした。

今回の新潟県知事選では東京電力柏崎刈羽原発の再稼働が争点となっていた。米山氏は再稼働に慎重な姿勢を前面に打ち出して当選した。米山氏の当選を受け、安倍総理大臣は、衆議院の特別委員会で、「与党が支援した候補が敗れたことは大変残念だ。真摯(しんし)に受け止めたい」と述べた。

また、原子力政策を担う世耕経済産業大臣は、「新知事の考えをゆっくりと伺いながら我々としての対応を考えたい」と述べた上で、米山氏が不十分とする原発防災における避難計画などで対応を進め、理解を求める考えを示した。

米山氏は「現職の泉田知事の路線を継承する」としている。泉田知事は原発再稼働に厳しい姿勢を貫いており、「事故の検証と総括なしに再稼働の議論はできない」との考えから、福島第一原発事故に関する検証委員会を東京電力と合同で立ち上げたことでも知られる。

そんな泉田路線を継承する米山氏当選の波紋は、柏崎刈羽原発の再稼働で年間約2000億円の収益改善を見込んでいた東京電力にも及び、東京電力の株価は一時9% 近い値下がりを見せた。

そもそも県知事の考え方が原発の再稼働や一時停止にどれほどの影響力があるのだろうか。NPO法人社会保障経済研究所代表 石川和男氏は「知事がNOといえば、NOではないか」と話す。石川氏によると、東京電力は新潟県と柏崎市、そして刈羽村と安全協定を結んでおり、再稼働にはそれぞれの同意が必要なのだという。とはいえ米山氏は「あらゆるものは排除しないという言い方をしている」と石川氏は指摘する、地域経済に密接に関わる原発再稼働に、断固反対の一点張りというよりは慎重な姿勢も見せているという。

波紋を呼ぶ米山氏当選、そして柏崎刈羽原発の再稼働。今後の行方に注目が集まる。

最終更新:10/18(火) 17:00

AbemaTIMES

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