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ノーベル文学賞事務局の連絡を無視し続けるボブ・ディラン 受賞辞退ならあの大物哲学者以来、無視なら史上初?

BuzzFeed Japan 10/18(火) 18:00配信

「追憶のノーベル文学賞16」

ノーベル文学賞事務局は、ノーベル文学賞授与を発表したボブ・ディランへの連絡を諦めるという。発表以降、事務局は本人とまったく連絡が取れておらず、やっと入手したマネージャーの連絡先に電話をしても、本人が「寝ている」ことを理由に、取り次いでもらえなかった。いまのところ、折り返しの連絡もなさそうだ。【石戸諭 / BuzzFeed Japan】

時代を何度も変えてきたボブ・ディラン 本当のかっこよさがわかる15枚

現状、万策が尽きた事務局は、12月10日の授賞式に本人が来るのかこないのかすらわかっていない。今年のノーベル文学賞はどうなるのか。

ノーベル文学賞受賞辞退なら、あのサルトル以来3人目

仮に、ボブ・ディランがノーベル文学賞を辞退するなら、この賞の歴史始まってから3例目になる。1例目は1958年、旧ソ連の作家、ボリス・パステルナーク。2例目は1964年、フランスを代表する哲学者として、戦後一世を風靡した、ジャン・ポール・サルトルだ。

サルトルはあらゆる栄誉を拒否する、という強い信念が理由だった。サルトル以来の受賞拒否には、なんらかの意思表示が必要だ。このまま無視して、なんの音沙汰もないとしたらノーベル文学賞始まって以来の珍事となりそうだ。

そんな喧騒を知ってか知らずか、ボブ・ディランは沈黙を保ったままだ。かといって、隠れているわけでもなく、デザイナーのステラ・マッカートニーさんとのツーショットがばっちりウェブ上に公開されているし、なにより精力的にライブも開いている。

10月14日、ポール・マッカートニー、ローリングストーンズなど一緒に時代を作ったロック界のレジェンドが一堂に集った「デザート・トリップ」ではしばらく演奏していなかった、名曲「Like a Rolling Stone」を中心に60年代の曲を組み込んだセットリストを披露した。

ボブ・ディラン自身、決してセレモニーと無縁というわけではない。2012年、ロック好きなオバマ大統領が授与した「大統領自由勲章」はしっかり受け取って、勲章を首にかけられている。それだけに、この演奏が受賞に向けた何かのサインなのか。気にかかるところだ。

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最終更新:10/18(火) 18:09

BuzzFeed Japan